2015年11月30日月曜日

水木しげる氏死去 - 頭部強打で入院中に 

漫画家の水木しげる氏が、心筋梗塞で死去されました。93歳だったそうです。

「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんが死去 93歳

スポーツニッポンの報道によると、水木氏は、11月11日に自宅で転倒、頭部を強打して入院したいたとのことです。
頭部を強打したことが、心筋梗塞の遠因になったのでしょうか。筆者は、脳出血の経験者で、頭部への強打は避けるように注意を受けているので、頭部へ強打と心筋梗塞の因果関係が気になります。

高齢者の怪我は命取り、ましてや頭部を強打したのは、その影響が皆無だったとは思えませんね。自分も決して若くないので、十分に気をつけます。
最近、通勤でも帽子を被るようにしたのですが、転倒など頭部への打撃の影響を最小限に抑るためです。


「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげるさん死去 93歳

水木氏と言えば、「ゲゲゲの鬼太郎」を思い浮かべるのは、衆目の一致するところだと思います。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、1968年制作の第1作からから2007年制作の第5作まで、5回のTVアニメシリーズが発表されました。
筆者が最も記憶に残っているのが、第1作の第32話「妖花」です。南方で戦争に散った両親が、妖花となって娘を守る、悲しくも感動的な物語でした。
筆者は、この第1作第32話は、水木氏がご自分の戦争体験を以って訴えたかった、何物かがあったのだとおもいます。
(水木氏は、従軍した南方戦線で隻腕になったことが、氏の人生に多大な影響を与えたことは想像に難くありません)

「ゲゲゲの鬼太郎」 DVDアニメ感想 第1期第32話「妖花」

「ゲゲゲの鬼太郎」は、当初は棘々しい(おどろおどろしい)ものでしたが、作を重ねるに従って、段々に恐怖感が薄れてきました。それは、筆者が年齢を重ねるに従い、「ゲゲゲの鬼太郎」を視なくなったことに関係しているような気がします。
鬼太郎は、制作を重ねることに、子供達の良き友人という側面が、段々に際立ってきました(第1作から、そのような側面はありましたが)。それも、社会が鬼太郎に、引いては水木氏に求めたのかもしれません。

水木氏のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌


2015年11月27日金曜日

小学生がカルトの犠牲になりました。いたたまれない気持ちです。

まずは、産経新聞の記事から


殺人容疑で自称祈祷師を逮捕 7歳糖尿病男児の治療放置


「腹の中に死に神が…」インスリン投与中断で7歳男児死亡 殺人容疑で自称祈祷師の男を逮捕


犠牲になった小学生は、1型糖尿病を患っており、インシュリン注射が毎日必要だったそうです。小学生がその注射を嫌がり、藁にもすがる気持ちで、この自称祈祷師の詐欺師に騙されたようです。
当然、そんな祈祷で1型糖尿病が治癒するわけはなく、最悪の結果になってしまいました。

こうした正規の医療を断り、擬似医学やカルトに騙されてしまう、残念な事例が事件が報道されると、心が痛みます。今回も、両親は良かれと考えて、当該詐欺師に頼ったのでしょうか、子供が犠牲になった責任は免れないと思います。

2010年、カルト団体による不幸な事件が発生しました。日本ホメオパシー医学協会なる、医療詐欺師団体に所属する助産師が、投与すれが助かったであろうビタミンKシロップの経口投与を行わず、同様な効果があると喧伝するレメディなる砂糖玉を投与したことで、新生児がビタミンK欠乏症で亡くなってしまうという悲劇でした。

当該助産師は、母子手帳にはビタミンKを投与したと嘘の記載をしていました。筆者は、この偽祈祷師に行為が、この助産師、日本ホメオパシー医学協会の詐欺行為と全く変わらないと思いました。

山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故

皆さん、カルトや擬似医学団体に騙されないようにしましょう。

犠牲になった小学生のご冥福をお祈りします。

合掌


2015年11月26日木曜日

昭和の大女優、原節子さんが死去、号外が発行されました。

永遠の処女と言われた昭和の大女優、原節子さんが死去されていたことが分かり、一部の新聞で号外が発行されました。
筆者は、原さんが引退された後に生まれたので、残念ながら現役で活躍されていた時代を知りません。しかし、昭和の芸能史を考えると、日本映画の全盛時代に忽然として引退、その後も一切姿を表さなかったことが、まさに伝説となったと言えると思います。

原さんは、「永遠の処女」と言われました。あの美貌と清楚な雰囲気が、そう言わせたのでしょうね。今の若手にアイドル(怠惰な者達)には、全く似合わない表現ですねw

昭和遠くなりにけり、と昭和生まれの筆者は感慨に耽っております。

原節子さんのご冥福をお祈り、合掌

m(__)m



2015年11月25日水曜日

憂国記 - 三島由紀夫没後45年

本日は憂国忌、作家で憂国の士、三島由紀夫が「楯の会」の同志と自衛隊の決起を促すために、陸上自衛隊東部方面総監室に立て篭もり、志が叶わないとみると学生長の森田必勝と共に割腹自殺を図った事件から45年です。

この事件は、TVニュースや新聞、週刊誌で大きく取り上げられ、子供心にも記憶している衝撃的な事件でした。

作家としてノーベル文学賞候補とも目された才能豊かな作家が、何故にこのような時代錯誤とも思える事件を引き起こしたのか。それを理解するためには、当時の時代状況、近代史、戦後史を理解する必要があると思います。

三島は、決起の理由として憲法改正を挙げています。当時の政治情勢は、現在では信じられないほど、左翼全盛でした。当時は、ソ連などの東側諸国、支那や北朝鮮などの共産主義陣営を批判することは禁忌でした。
警察も批判の対象であり、造反有理は毛沢東の専売特許ではなく、日本国内でも左翼陣営が無理難題を押し通す格好の脅し文句、「賀茂川の水、双六の賽、山法師。これぞ朕が心にままならぬもの」と嘆いた白河院の気持ちは、当時の為政者も同様であったでしょう。

そうした時期の自衛隊は、その存在価値は全く否定的なもので、災害派遣や国際貢献での献身的な活躍で、国民の半数以上が自衛隊の存在を認知している現在では、全く信じがたい状況でありました。

三島は、明確な自衛隊は武装組織、国防組織であり、栄誉有る存在であるべき陸海空自衛隊員達が、日陰者として左翼陣営の非難の対象になっていることに、憤りと矛盾を感じていたと言われており、筆者も同感です。

三島の感じた矛盾は、突き詰めると憲法の存在、あり方に通じてきます。国家の在り方、皇室、伝統、文化、美意識など様々な問題意識が、三島にあったのだと思います。

折しも、今年は安全保障法制の問題で、国民の政治意識が高まったと言われています。しかし、SEALDsと呼ばれる集団の粗雑で幼稚な問題認識、近代史に関する無知、福島瑞穂ようなレッテル貼りに熱を上げ、本質的な議論をしない国会議員達の見識の無さ、ノスタルジーに浸った全共闘世代の妄想、ファッション感覚で安全保障を語る芸能人。これで、本当に政治意識が高まったのでしょうか。

日本共産党は、安倍政権打倒のため、一時的に自衛隊を容認するといして、国民連合政権構想を発表しました。これ、国民をバカにしきった構想ですね。安倍政権を打倒した後は、直ちに選挙を行い、新たな政権を樹立するのだそうです。

ようやく安全保障法制が成立しました。しかし、日本の安全を保障するためには、三島が主張したように憲法改正が必要と思います。三島の決起から45周年。三島の願望が果たされる日が、一刻の早く訪れることを望んでいます。

三島由紀夫没後45年(上)】 決起した元会員、貫く沈黙 肩の刀傷…今も悔いなく

【三島由紀夫没後45年(中)】 狙撃覚悟「建軍の本義」問う 元会員「森田さんがもちかけた」 文学ではなく行動に託す

三島由紀夫没後45年(下)】 三島に斬られ瀕死の元自衛官「潮吹くように血が噴き出した」

【三島由紀夫事件】 三島由紀夫の遺書全文 「夢は、楯の会全員が一丸となつて、義のために起ち、会の思想を実現すること」

【三島由紀夫事件】 三島由紀夫の命令書 「皇国日本の再建に邁進せよ」

【三島由紀夫事件】 三島由紀夫の檄文 「敢てこの挙に出たのは自衛隊を愛するが故」

【三島由紀夫事件】 三島由紀夫と行動を共にした楯の会会員の証言集(裁判での発言や上申書)





















2015年11月17日火曜日

世界の皆さん 神風は、テロ行為ではありません。

パリで発生した憎むべきテロ事件が発生しました。今回のような卑劣なテロ事件が発生すると、このような論調が必ず出てくると危惧していましたが、予想の通りです。

まず第一に申し上げたいのは、大東亜戦争、太平洋戦争の体当たり攻撃で散華した帝國陸海軍将兵は、間違ってもテロリストでないと言うことです。

国際法で、自衛を除く戦争が犯罪行為になったのは戦後のことです(国際連合憲章第二条)。それまでは、戦争行為そのものは、戦時国際法たるハーグ条約や国際的な慣例法においても違法ありませんでした。

日本陸海軍の体当たり攻撃は、軍事目標に対して実施されたものであり、民間人を対象にしたテロ行為ではありません。
(小生は、体当たり攻撃そのものは、大西瀧治郎海軍中将の言にあるように統率の外道だと思います。しかし、体当たり攻撃で散華しした英霊には、感謝の念を捧げます)

国外ばかりでなく日本国内においても、英霊の御霊に唾する言論をなす輩がいるようです。重ねて強調します。日本陸海軍将兵の体当たり攻撃は、合法的な行為(当時の国際法上は)であり、決してテロ行為ではありません。

世界の皆さん。過激派のテロ行為と、靖國神社の英霊を同じではありません。誤解なさらないようにお願い申し上げます。

自爆テロ犯は「カミカズ」仏報道で「神風特攻隊」を誤解?

特攻隊は「テロリストとは違う」「戦友への侮辱だ」 仏報道に88歳元隊員憤り

2015年11月11日水曜日

三菱リージョナルジェット 初飛行成功

2015年11月11日。三菱航空機株式会社が開発していた三菱リージョナルジェット(MRJ)が、愛知県営名古屋空港において、待望の初飛行に成功しました。

MRJは、国産初の民間旅客機YS-11以来の我が国航空産業界の悲願、願望でありました。
YS-11は、官民共同の特殊法人の日本航空機製造が製造販売を担当しましたが、総数182機で生産を中止、結局赤字で終わりました。同規模の旅客機が黒字で終わっていることを考えると、商業的には成功とは言えませんでした。

また、YS-11の設計を担当した技術陣は、零式艦上戦闘の主任技師、堀越二郎氏、一式戦闘機の機体班長、太田稔技師、空力班長の糸川英夫技師など錚々たるものでした。
しかし、如何せん軍用機の設計、しかも戦闘機の設計であったせいか、その操縦性などには問題があったと言われています。また、国産と言いながら、重要な計器類なども外国産に頼ったようです。

それでも、占領軍に航空機産業が禁じられ、長い空白期間を余儀なくされた状況の中で、技術者達は持てる力を精一杯発揮したのだと思います。

筆者の亡父は、福岡県の県立旧制中等学校を卒業後、東京の旧制航空工業専門学校の発動機設計科に入学、技術者を目指して言いました(同時に、海軍の技術科の海軍予備生徒を目標にしていたようです)。しかし、在学中に敗戦となり、占領軍の指令の航空機産業の禁止令で、自らの希望を残念せざるを得なくなりました。
その亡くなった父が、今回のMRJの初飛行を天国でさぞかし喜んでいると思うと、感慨深いものがあります。

今回のMRJは、日本の産業界にとって、どれだけ大規模なものであったかは、三菱航空機株式会社への出資企業を見れば分かります。

出資企業 出資比率
三菱重工業 64.0%
トヨタ自動車 10.0%
三菱商事 10.0%
住友商事 5.0%
三井物産 5.0%
東京海上日動火災保険 1.5%
日揮 1.5%
三菱電機 1.0%
三菱レイヨン 1.0%
日本政策投資銀行 1.0%

100%

三大商社、トヨタ自動車なども出資しており、その期待の大きさが想像できます。

まだまだ、初飛行なので、これから商用ベースに乗るまでには紆余曲折あると思いますが、日本航空界の悲願達成のため、関係者の皆さんには頑張って頂きたいと思います。


夢を乗せて離陸、53年ぶりに国産旅客機が初飛行

【動画】MRJ初飛行 夢を乗せて離陸






2015年11月10日火曜日

「今こそ憲法改正を!1万人大会」が開催されました。

2015年11月10日において、「今こそ憲法改正を!1万人大会」が開催されました。主催は、「美しい日本の憲法を作る国民会議」。

以前より、国民と市民の違いをなんであろうかと考えていました。市民は、左翼リベラル勢力がよく使い言葉です。例えば、福島瑞穂然り、辻元清美然り、鳩山由紀夫然りです。

彼ら彼女らは、原則として国家の存在を極めて軽く考える傾向があると認識しています。だから、支那や北朝鮮の脅威を軽く捉えがちです。自分が国家の存在を軽く考えるので、相手側の支那や北朝鮮なども同様と考えるのでしょう。

しかし、両国の国家体制は極めて重たいものです。そして、軍事に重きを置いた国家でもあります。彼らは、自国の利益のためになら、軍事的手段やテロ行為を躊躇うことはありませんでした。

支那が越南に侵攻した中越戦争、友好国の首都で爆弾テロを行う北朝鮮。我が国は、こうした極めて重たい国家体制を堅持した国々に囲まれていることを忘れてはなりません。

小生は、我が国の未来と皇室の安寧のため、憲法改正を断固支持します。

櫻井よしこ氏「来夏の参院選を目標に結集を」l

2015年11月8日日曜日

日共の国際情勢認識


日共は、「北朝鮮、中国にリアルの危険があるのではなく、実際の危険は中東・アフリカにまで自衛隊が出て行き一緒に戦争をやることだ」としています。
これが、日共の国際情勢認識です。この程度の認識で、安全保障法制を戦争法案と悪しざまに罵り、反対していた訳です。リアルな危機感がないのは、日共の国際認識であり、国民連合政権なるお花畠的構想です。


共産・志位委員長「中国、北朝鮮にリアルな危険ない」

2015年11月3日火曜日

2015入間航空祭に行ってきました。

本日11月3日は文化の日。昨年に引き続き入間航空祭に行ってきました。晴天に恵まれたせいか、昨年により観客が多かったように思えました。また、女性の姿が目立ちました。これも写真家 宮嶋 茂樹の写真集「国防男子」、「国防女子」の影響かと思えます。また、災害時などにおける陸海空自衛隊の活躍に感謝の思いを持つ方々が増えたのも原因と思いました。

青い衝撃、ブルーインパルスの演技は相変わらず見事はものでありました。多くの観客も、その見事なエアショーの酔いしれていました。

その日本最大のエアショーに関して、全く苦虫を噛み潰していた政党があり、個人が存在していたことは想像に難く有りません。また、自衛隊の存在そのものを否定する政党、団体、人士もそうでありましょう。

日本共産党、民主党左派、落合恵子、大江健三郎、山口二郎、佐高信、田中優子、福島みずほ、辻元清美、関口宏、古舘伊知郎、吉永小百合、岸井成格、寺島実郎、河野洋平などなど諸氏にとっては、誠に苦々しい日であったでしょうね。


自衛隊の皆さん、素晴らしい日を有難うございました。