脳出血から、まる四年が経過しました。
平成27年(2015年)5月22日。本日で、脳出血を発症してから丸四年が経過しました。
四年前の平成23年5月22日(日)、脳出血を発症し家族の手によって所沢中央病院に担ぎ込まれました。
前日から異常を感じていました。それは、文字が認識出来ないこと。記号としては理解できるのですが、文字や単語としては全く理解できない状態でした。21日は、事情があって酒席に連なっていたこともあり、飲み過ぎたと思い早目に就寝しました。
そして、問題の5月22日、早朝のことです。やはり、TVのパンフレットの文字は単語が理解できません。このことを、家族や親族を含め、多くの方に話しても分かって貰えません。それそのはずです。自分でも、どうやって説明して良いのか分からないのですから。
脳神経外科、心療内科の主治医、産業医の診察では失語症と診断されています。つまり、言語の能力を毀損している。
失語症をとは、言葉が話せない事だけでなく、文字の認識が出来ない、読めないことも含まれます。何か書かれているのは分かるのですが、文字なのか記号なのかが、全く理解できませんでした。だから、当然文章の理解など出来る筈もありません。
失語症は、「聞く」「話す」「読む」「書く」失った高次脳機能障害の一つと定義されています。
自分は、「読む」と「書く」の機能が損なわれていました。22日朝、文字を思い出そうとして悪戦苦闘、書こうとして四苦八苦でした。「話す」に関しても、まともな会話が成立していなかったようです(家族、親族の話)。
これが、高次脳機能障害、失語症です。手術や投薬、リハビリテーションにより、発症直後に比べて、症状は改善しています。しかし、現在の医学では、高次脳機能障害を完治することはありません。これからも、後遺症や病状の再発に気をつけながらの日々が続きます。
健康に留意しながら、健常者の皆さんと変わらない日々を送りたいと願っているこの頃です。
白くなっている部分が患部です。脳出血により、脳細胞が死滅しています。脳内出血により、脳細胞が死滅してしまったことが、高次脳機能障害の原因です。
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