2005年6月12日日曜日

金融庁の一斉点検

以下、朝日新聞からの引用です。

金融庁は、6月末をめどに銀行や保険会社など金融機関の個人情報紛失状況や管理態勢を一斉点検する。各金融機関に現状を報告させ、紛失や漏洩(ろうえい)がわかった場合は改善を求める。みちのく銀行(本店・青森市)など金融機関による個人情報の紛失が相次いだため、一斉点検で金融分野での個人情報保護を徹底する。

 個人情報の適正な取り扱いを定めた個人情報保護法が4月に全面施行されたことも受けた措置だ。6月末までに金融機関から報告を受け、大量の紛失やずさんな管理態勢が見つかった場合には、同法に基づく是正勧告などで改善を求め、再発防止に向けた態勢整備を徹底させる。貸金業者に対しては、今年度決算から、決算報告の際、個人情報の管理状況について報告を求める方針だ。

 金融機関の個人情報の紛失では4月、みちのく銀行がほぼ全顧客分の住所や氏名などが入ったCD―ROM3枚を紛失し、金融庁から金融機関として初めて同法に基づく是正勧告を受けた。大手でも、三菱信託銀行が6月に顧客約17万人分の情報を記録した資料を紛失したことがわかり、金融庁が報告を求めている。

 同法施行前の3月には、みずほ銀行が27万人分の顧客情報を紛失したことが判明したほか、金融庁自身も、金融機関が提出したフロッピーディスクを2度紛失している。
 


何れの事例も人為的な個人情報の漏洩ではなく、不適切な管理よる紛失ということですね(勿論、今後に漏洩という事態に発展する可能性がありますが)。それも、日々のルーチンワークの中での紛失という気がします。
個人上保護法対応だとか情報セキュリティ対策というカテゴリーに捉われず、通常のルーチンワークの中での対策が必要なのでしょうね。

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