八国山と焼団子と山田うどんと埼玉西武ライオンズ。 この4つは、自分にとって郷土の象徴です。子供時代の遊び場にしてトトロの舞台と呼ばれている八国山。焼団子と山田うどんは、所沢市民のソウルフード。地元に本境地をおく埼玉西武ライオンズ。 私は、所沢生まれの元情報システムエンジニア。郷土を愛するエンジニアのBlogです。
2005年8月29日月曜日
公認情報システム監査人(CISA)継続教育プログラム
CISA/CISMには、3年間で120CPE、1年で最低20CPEの獲得が義務付けられており、条件を満たさないと認定が取り消されます。これは、専門家のとしての能力を維持するためのもので、米国に資格制度では一般的に取り入れられているようです。医師や教師といった場合も例外ではないようです。
一旦、資格試験に合格してしまえば、途中で取り消される事が稀な日本では、馴染みではないですね。しかし、考えてみれば理に適った制度です。所謂ペーパードライバー、何年も運転してなかった人が、教習所でならった運転技術を身に付けているでしょうか。教育の現場から何年も離れて、いきなり復帰できるでしょうか。
専門家としての能力の維持とその証明を求めるのも頷けるものがあります。日本でも、ISMS審査員制度や公認情報セキュリティ監査人制度では、このCPEと似た制度が取り入れられています。また、最近の報道だと、教員免許も更新制度の導入が議論されているようです(ただ、既存の免許取得者は無条件に更新されるようです。導入効果半減という気がします)。
3年で120CPE、1年で最低20CPEという条件ですが、ISACA東京支部で開催する月例会に参加すれば、年間20CPEは何とかなります。あと、20CPE程度で個人の努力でカバーすることになります。他の団体の月例会や研究会もCPEの対象にカウントできます。
まあ、そんなに無理な条件ではないと思います。少なくとも私も知る範囲では、CPEが満たせずに認定取り消しになった事例は知りません。
私個人は、今年は白浜のコンピュータ犯罪シンポジウムや3月のISACA東京支部設立20周年記念行事、月例会参加などで40CPE以上を確保しているので、今年は安泰です。
10月頃にCISA/CISM試験合格者説明会が開催されます。そこで、認定申請の方法やCPEについての説明が行われます。合格者の皆さん、是非ともご参加下さい。
2005年8月21日日曜日
2枚の登録証カード
私は、この他にInformation System Audit and Control Association(ISACA)認定のCISA(Cetified Information System Auditor 公認情報システム監査人)とCISM(Certified Information Secuirity Manager 公認情報セキュリティマネージャ)でもあります。しかし、CISAとCISMはレターサイズの登録証(勿論、英文)は送られてきますが、先の2枚のカードような立派なものありません。毎年、12月31日が期限の簡単なカードです。氏名が記載され、そその脇にCISAとCISMの印字があるだけです。至極簡単な作りで、1枚でCISAとCISMを兼用する、まあ合理的なんでしょうね。以前は、結構立派なカードが送られて来た時期があったとも聞きますが、私がCISAになって以降は、現在の簡単なカードです。
今年の試験で、新たなCISAとCISMが誕生しました。そういった方々が既にISMS審査員や情報セキュリティ監査人であった場合、登録証カードの違いに驚かれるような気がします。
JIPDECやJASAとISACAでは、組織の成り立ちが根本的に異なるので、単純な比較は危険ですが、日本とアメリカのある種の相違を表しているようで(良い悪いということでなく)、ちょっと面白いと思いました。
ところで、立派な2枚のカードですが、活用する機会はあるのでしょうか。ISMS審査員補の方は、審査の際に提示を求められるのでしょうね。しかし、CAISの方は、どうなのかな。
以上、あくまで私見ですが、雑談までに。
2005年8月15日月曜日
日本の宇宙探査
小惑星:探査機が「イトカワ」の撮影に成功 JAXA
公開された小惑星「イトカワ」の写真=宇宙航空研究開発機構提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、小惑星「イトカワ」を目指して飛んでいる探査機「はやぶさ」が、「イトカワ」の撮影に成功したと発表した。先月29日から今月12日にかけ、星の位置から探査機の姿勢を計算する装置で写した。
「はやぶさ」は03年5月に打ち上げられた。長径約500メートルの「イトカワ」に着陸して地表のサンプルを取り、地球に持ち帰ることなどが目的だ。現在は「イトカワ」から約3万キロの位置にあり、時速約137キロで接近している。来月中旬に到達し、07年7月ごろに地球に帰還する予定。
またJAXAは「はやぶさ」の姿勢制御装置3基のうち、1基が故障したと明らかにした。先月31日に判明したが当初から2基での運用も想定しており、観測に支障はないという。
2005年8月15日 毎日新聞より
「はやぶさ」は、地球と火星の間にある小惑星帯にある小惑星「イトカワ」に接触し、サンプルを持ち帰るという、野心的な計画です。遠隔操作技術や、自律飛行技術等々、日本の宇宙開発技術の集大成したということです。若田さんが搭乗したスペースシャトルに注目が集まっていて、日本独自の宇宙開発に関する報道は少ないですが、日本の宇宙探査計画が着々と進んでますね。
私は、小学生の時にアポロ11号の月面着陸のニュースを驚きながら見ていた世代なので、宇宙開発関係の話題にとても興味があります。この計画も成功することを願っています。日本の惑星探査/観測計画は必ずしも順調ではありません。火星探査衛星は失敗し、最近打ち上げたX線探査衛星も「すざく」も、最も重要な観測機器が故障し、観測不能になりました。日本はX線天文学で世界をリードしていただけに残念なことです。
この、「はやぶさ」に計画が成功すれば、太陽系形成の歴史に迫れるだけでなく、日本の宇宙開発技術の大きなステップになるでしょうね。JAXAの皆さんに頑張っていただき、是非とも成功してもらいたいですね。
2005年8月13日土曜日
東京三菱銀/UFJ銀 合併延期
三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスは12日、10月に予定していた傘下の東京三菱銀行とUFJ銀行の合併を来年1月1日に延期すると正式発表した。金融庁の指摘を受け、合併に伴うコンピューターシステムのトラブル回避のため、事前準備を徹底する必要があると判断した。持ち株会社や傘下の信託銀行、証券会社の合併は予定通り10月1日に実施する。両グループは同日、金融庁から統合の予備認可を得たことも明らかにした。
三菱東京の畔柳信雄社長(東京三菱銀行頭取)は記者会見で「ご迷惑をおかけする」と陳謝。合併延期に伴ってデータの修正作業などを強いられる法人顧客などに対しては、発生するコストを負担する意向を示した。
現在、東京三菱銀は日本IBM、UFJ銀は日立製作所と、異なるメーカーのコンピューターシステムを使っている。10月1日の合併時に2つのシステムを接続する計画で準備作業を進めてきた。
日本経済新聞記事より引用
以前から、合併延期だろうと報道されていましたが、とうとう正式に記者発表されました。みずほ銀行の二の舞を避けるという金融庁に強い決に現れということでしょうね。
経営的要請ではなく、システムの事情が経営判断を覆したという大手企業では初めてのケースではないでしょうか。
銀行合併の難しさは、以前に銀行関係者に聞いたことがあります。取りあえず、双方のシステムをゲートウエイ機で繋いで、データの交換をするとしても、双方の金融サービスを各々が取り込まなければならず、単なるデータ交換ではすまないので、複雑です。その他に、悩ましいのは通帳だそうです。合併する二つの銀行の通帳、新銀行の通帳の三種の通帳が一時期に出回ることになります。新銀行のシステムとATMは、三種の通帳に対応する仕様にしなければなりません。この通帳への対応は、かなりの負担ということです。
経営の要請にシステムの統合を合わせるのでなく、システム統合に合併を合わせる、従来になかった稀有のことがおきました。この事をニュースとしたBlogへに書き込みが盛んになるのでしょうね。小職も、その流れにのってみました。
2005年8月9日火曜日
PCがぶっ飛びました
今のPCは、平成12年、西暦2000年に購入したもの。OSはWindows MEというベテラン、IBMにユーザ登録はしてありますが、今まで世話になったことのない、サポートセンターに初めて電話しました。自分としては、付属のリカバリーキットを使って、初期化するしか手はないと思っていたのですが、一応プロに相談。ハードディスクは2分割してあり、住所録や写真などはDドライブあるので、Cドライブにある小職と我妻のメールのデータ等をDOSプロンプトでDドライブにコピーしたので、その状況を説明したところ、電話対応の若い女性は無情にもFDISKでフォーマットが必要とのこと。それでは、Dドライブのデータも消えてしまうではないかと。FDISKが本当に必要か、執拗に確かめたところ、困ったように、それでは保障はしないけど、FDISKなしで試して、駄目だったらデータは諦めて欲しいとのこと。PCに素人のメインフレームSEとしては、Cドライブのフォーマットで十分の筈。
FDISKなしで、リカバリーキットでの初期化に挑戦、途中で何度もエラーが発生、その度に電源を落として、しばらくしてから起動FDからブートしてに再トライ、Windows98をインストール、その後MEにグレードアップ、最後まで無事に終わったのがAM3時でした。シャワーを浴びて、布団に転がり、7時半頃起きて、Officeのインストールやら、Browserやメールソフト導入など、必要なソフトインストールやカスタマイズが終わったのは日曜の夕方でした。思ったとおり、FDISKは不要でした。
一番困ったのがメールソフト。我が家ではメーラーとしてNetscapeの4.7を使用、これが見つからないのです。ようやくダウンロードして、セットアップ、避難したメールデータをインポートしました。が、私のミスで我妻のメールとアドレス張一部をロスト。我妻は、PCのメールはほとんど使ってないから、かまわないとのこと(彼女は、携帯メールが主要な通信手段)。ありがたし。
いまだに原因はわかりません。個人用データの殆どをDドライブに保存しておいたのが、復旧作業の上で大きな助けとなりました。古いPCなので、CD-ROMドライブしかなく、外部メディアにバックアップすることができませんでした。今回の件で、データの外部メディアへのバックアップの重要性を再認識しました。次回のPC更新時には、バックアップという事を念頭に入れて機種の選択をしようと思います。まあ、本当はその前に財務最高責任者の承認を得るのが一苦労なのですが。
2005年8月1日月曜日
CISA/CISM試験結果
合格がそのままCISA/CISM認定ではなく、別途職務経歴を証明する申請が必要です。認定後も資格を維持するための継続教育プログラム(CPE)のポイントが必須になります。そこで、10月か11月にISACA東京支部主催で合格者説明会を行い、申請方法やCPEについて説明する予定です。合格者の皆さんは参加されることをお薦めします。懇親会も行われるので、ご参加の上で、プロフェッショナルとしての交流の輪を広げられるのも宜しいかと思います。
残念ながら合格ラインに達しなかった方々も、今年から12月の試験が新設されたので、是非とも再挑戦して下さい。
このBlogのアクセス記録を見ると、29日から'CISA 合格'というサーチキーワードで探索して、このBlog見つけてアクセスした方々がいました。多分、合格者なのでしょうね。合格を喜んでいる様子が想像されます。合格者の皆さん、心よりお祝い申し上げます。そして、皆さんが、ISACAの活動に参加されることを期待いたします。