2005年8月15日月曜日

日本の宇宙探査

毎日新聞の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2003年5月に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ」の記事が載っていました。以下、毎日新聞からの引用です。

小惑星:探査機が「イトカワ」の撮影に成功 JAXA

公開された小惑星「イトカワ」の写真=宇宙航空研究開発機構提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、小惑星「イトカワ」を目指して飛んでいる探査機「はやぶさ」が、「イトカワ」の撮影に成功したと発表した。先月29日から今月12日にかけ、星の位置から探査機の姿勢を計算する装置で写した。

 「はやぶさ」は03年5月に打ち上げられた。長径約500メートルの「イトカワ」に着陸して地表のサンプルを取り、地球に持ち帰ることなどが目的だ。現在は「イトカワ」から約3万キロの位置にあり、時速約137キロで接近している。来月中旬に到達し、07年7月ごろに地球に帰還する予定。

 またJAXAは「はやぶさ」の姿勢制御装置3基のうち、1基が故障したと明らかにした。先月31日に判明したが当初から2基での運用も想定しており、観測に支障はないという。
2005年8月15日 毎日新聞より



「はやぶさ」は、地球と火星の間にある小惑星帯にある小惑星「イトカワ」に接触し、サンプルを持ち帰るという、野心的な計画です。遠隔操作技術や、自律飛行技術等々、日本の宇宙開発技術の集大成したということです。若田さんが搭乗したスペースシャトルに注目が集まっていて、日本独自の宇宙開発に関する報道は少ないですが、日本の宇宙探査計画が着々と進んでますね。

私は、小学生の時にアポロ11号の月面着陸のニュースを驚きながら見ていた世代なので、宇宙開発関係の話題にとても興味があります。この計画も成功することを願っています。日本の惑星探査/観測計画は必ずしも順調ではありません。火星探査衛星は失敗し、最近打ち上げたX線探査衛星も「すざく」も、最も重要な観測機器が故障し、観測不能になりました。日本はX線天文学で世界をリードしていただけに残念なことです。

この、「はやぶさ」に計画が成功すれば、太陽系形成の歴史に迫れるだけでなく、日本の宇宙開発技術の大きなステップになるでしょうね。JAXAの皆さんに頑張っていただき、是非とも成功してもらいたいですね。

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