2016年5月29日日曜日

国立障害者リハビリテーションセンターの元患者仲間と


今日は、日本ダービーこと東京優駿の開催日。だから言って、学生時代に先輩に馬券を買いに行かされた東京競馬場ではなく、国立昭和記念公園に行ってきました。
目的は、国立障害者リハビリテーションセンターで入院生活を共にした、元患者仲間との食事会。そこで、衝撃的な発表が・・・
最も若手の患者仲間が大分県に嫁ぐとのこと。まるで、娘を嫁に出す気分なりました。
彼女が入院して来た時は二十歳、それから5年が経過。目出度い報告を聞かせてもらいました。
12月に大分県に引っ越すとのことなので、それまでに患者仲間とお祝いの会をすることなりました。
〇〇ちゃん、おめでとう
末永くお幸せにね。
 元患者の仲間たちです。


国営昭和期園公園のはらっぱ広場では、ポピーが咲いていました。

子供たちが元気で遊んでました。いつの時代も子供たちの元気な姿は良いものです。

いつの間にやら、日に焼けていました。

2016年5月27日金曜日

皇国ノ興廃此一戦ニアリ。各員一層奮励努力セヨ

5月27日は、海軍記念日です。帝國陸軍の心象を避けてきた陸上自衛隊と異なり、帝國海軍の伝統を継承してきた海上自衛隊は、5月27日は各地で記念式典が行なわれています。
しかし、本年は伊勢志摩サミット(G7)が行われている関係で、海上自衛隊の艦船の一部が動員されているので、少々寂しいかもしれません。

日露戦争が帝国主義による戦いだと、あからさまに非難する左翼論者がいます。自分も、完全に同意です。しかし、日露戦争が戦われたのは、まさに欧米列強よる帝国主義の時代で、自国の安全を全うするためには、致し方たない選択であったと思います。
もし、日露戦争が我国の敗北の終わった場合、北海道は露西亜帝國の州となり、ソビエト社会主義共和国連邦を経由して、現在の露西亜共和国の自治州にでもなっていたでしょう。

現在、我国は二正面に仮想敵国を想定しなければならない状況です。それは、露西亜と支那共産党です。しかし、露西亜共和国にソ連邦のような往年の軍事的脅威は下がっており、注視すべきは、支那共産党です。

支那共産党のチベットやウイグルなどへの民族弾圧、無法で強引な海洋進出による東南アふジは諸国とに軋轢は、留まる所を知りません。
現在の日米同盟は、その主たる対象を露西亜(旧ソ連邦)から、支那共産党へ完全に変換したと言ってよいでしょう。

冷戦期、ソ連邦は欧亜に跨る国家でした。従って、対ソ連邦に関してはG7加盟国も統一した見解になり得たと思えます。翻って、対支那共産党になると、欧州諸国の危機感が決定的に欠けています。それは、聯合王国のによるアジアインフラ投資銀行加盟表明を切っ掛けに、欧州諸国が雪崩を切ったことで明らかにです。そして、AIIB懐疑的な日米両国は、完全に梯子を外されました。

米国は、米英関係を欧州政策の、日米同盟を亜細亜政策の柱としてきました。それは、超大国たる米国の対外政策を、欧州においては聯合王国が、亜細亜において日本国が補完してこそです。

聯合王国の裏切りとも言いたくなる対支那政策の変更により、その影響を日米同盟がもろに受けつことになりました。

支那に傾きつつある欧州の姿を考えた時、日米同盟の重要さを再認識せざるを得ません。もし、日米同盟なかりせば、琉球列島が支那の自治区となり、日本列島が孤立しつつ立ち枯れする姿を想像せざるを得ません。

かつての露西亜帝國が現在の支那共産党、大英帝国が米合衆国という図式て捉えたほうだ分り易いと思われます。

日本共産党は、日米同盟廃止、自衛隊廃止、皇室廃止を綱領で謳ったいます。その日共と共闘する民進党、何を考えいるのでしょうか。支持率が下落するの宜なるかなと思います。

外交は利害打算の産物、政府においては国益重視の姿勢を貫いて欲しいものです。



2016年5月25日水曜日

東京五輪の野球競技を所沢市に

毎月購入している文藝春秋5月号に掲載されたのが記事「プロ野球新経営術」中、横浜DeNAベイスターズ球団社長の池田氏により、下記の指摘が行なわれました

「首都圏には、横浜スタジアム、東京ドーム、神宮球場、QVCマリンフィールドと4つも選択肢がある。その中で、ここくる理由を明確にしなければならない。そのためには、香川真司の在籍するドルムント(ドイツ)のサッカースタジアムの満員の時のような高揚感あふれるスタジアムにしたい。横浜スタジアムはスタンドがのっぺりとしているので、そこまでの迫力が出ない。もっと、そそり立つようなスタンドはないと」

中略

「野球が正式種目に決まれば会場は、キャパシティ、セキュリティ、立地等を考えると、QVCマリンフィールドと横浜スタジアムになると思う。オリンピックまでに、どこまでできるか。そこがターニングポイント。オリンピックの会場になれば、そこが文化遺産になる」

埼玉西武ライオンズの名前がありません。池田氏によると、そのような球団は存在しないようです(笑)

ちょっと悔しかったので、一文を書き起こしてみました。

1.      首都圏とは
池田氏の指摘の中に、我が埼玉西武ライオンズと西武プリンスドーム球場の文言はありません。どうも、氏によると埼玉県は首都圏ではないようです。では、ライオンズは、どの地域に存在する球団なのでしょうか。


首都圏整備法という法律があり、首都圏は以下のように定義されています。即ち、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県です。また、国土交通省による『首都圏整備に関する年次報告』では、 東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の一都三県を首都圏として定義しています。
池田氏は何を持って、埼玉県を首都圏から外しているのでしょうか。意図的か、単なる無知か、勘違いか。勘違いであって欲しいですね。

2.      在京球団
慣例的に、在京球団と言われるのはセ・リーグだとジャイアンツ、スワローズ、ベイスターズ、パ・リーグはマリーンズ、ライオンズの5球団と理解していました。日本のプロ野球に関する考察をした論文などでも、在京球団の定義には、ライオンズが含まれています。
第三者による、在京球団という表現が含まれた論文が見つかりました。

参考
株式会社価値総合研究所
主任研究員 山口 まみ氏


ライオンズも在球団の定義に入っています。小生でなく、第三者の論文中の定義ですので、参考になると思います。

池田氏に、在京球団の定義を教えて頂きたいと思います。

なぜ、東京ドームと明治神宮球場が対象外なのか
池田氏は、野球が正式に種目になれば、セキュリティや立地面からいって横浜スタジアムとQVCマリン球場が相応しいと行っています。何故でしょうか。不思議な考えです。

3.      東京ドームと明治神宮球場
東京オリンピックは、国の支援があるととはいえ、あくまで東京という都市が中心となって開催するものです。従って、その競技の東京都内で開催されるのが、前提です。ただ、埼玉県さいたま市開催されるバスケットボール、川越市で開催されるゴルフなど、諸般の事情により東京都外で開催される競技もあります。

東京都外開催競技


陸上自衛隊朝霞訓練場
射撃
埼玉県新座市
霞ヶ関カンツリー倶楽部
ゴルフ
埼玉県川越市
札幌ドーム
サッカー
北海道札幌市
宮城スタジアム
サッカー
宮城県利府市
埼玉スタジアム2002
サッカー
埼玉県さいたま市
横浜国際総合競技場
サッカー
神奈川県横浜市

しかし、野球に関しては東京ドームと明治神宮球場という競技開催可能な球場が存在します。都市が主催するという、オリンピックの趣旨から考えて、この両球場が開催場所の第一候補です。西武プリンスドームも横浜スタジアムもQVCマリンフィールドも、第二候補であることは間違いありません。

4.      球場の観客収容人員とスタジアム
球場が発表している収容人員です。東京ドームが、他の球団を圧倒しています。2位が神宮球場、3位が西武プリンスドーム、4位が横浜スタジアム、5位がQVCマリンフィールドです。
   
チーム
球場
収容人員
運営or指定管理者
内野
外野
立ち見
総計
ジャイアンツ
株式会社東京ドーム
46,000
46,000
完全ドーム
スワローズ
明治神宮野球場
34,572
34,572
ライオンズ
埼玉西武ライオンズ
24,888
4,607
4,061
33,556
不完全ドーム
マリーンズ
千葉ロッテマリーンズ
23,000
7,000
30,000
ベイスターズ
株式会社横浜スタジアム
22,321
5,365
2,353
30,039


文藝春秋5月号では、池田氏は球場で球団が同一の経営母体あることを強調していました。在京5球団(池田氏の定義では、4球団)の内、球場所有者と球団が同一の経営母体なのは、ジャイアンツ、ライオンズとベイスターズです。
神宮球場は明治神宮が球場を所有し、QVCマリンフィールドは(株式会社千葉マリンスタジアム)は、球団の所有ではありません。

5.      試合日程
オリンピックは、その開催期間に全競技を終了させる必要がります。そのため、一部の競技は前倒して行なわれますが、遅延させることは許されません。その場合、完全なドーム式球場である東京ドーム、不完全ながら雨天の順延の恐れがない西武プリンスドームが有利なのは言うまでもありません。

6.      安全面
池田氏は、セキュリティ面から横浜スタジアムとQVCマリンフィールドが選定されるとしています。治安が心配なら、東京でオリンピックを開催すること自体、問題ではないでしょうか。しかも、新国立競技場は神宮球場の隣です。陸上競技やサッカーの決勝戦など、開催される予定です。この点に関しては、池田氏の論理は完全に破綻してします。

以下は、首都圏の警察力の目安です。警察官一人当たりの住民数、常設機動隊数、保有ヘリ数などを考えても警視庁が圧倒しています。また、テロ対策部隊など首都東京を警備するための装備も、警視庁が優先的に配備さています。神奈川県警、千葉県警、埼玉県警が束になっても敵いません。
また、警視庁は国際的な会議や行事などでの警備経験も豊富で、その実績は他の三県を凌ぐものがあります。

警察本部
警察官数
人口
警察官一人
/
住民
人口比
常設機動隊
保有ヘリ
警視庁
43,343
13,512,186
312
0.32%
10
14
神奈川県警察本部
15,133
9,127,389
603
0.17%
2
4
千葉県警察本部
11,494
6,225,396
542
0.18%
3
3
埼玉県警察本部
11,396
7,264,976
638
0.16%
1
3


サイバー攻撃に対する備えも、当然必要です。警察庁は、平成2541日付で、全国13当道府県の公安部、警備部にサイバー攻撃特別捜査隊設置の通達を出しました。警視庁公安部、神奈川県警察本部警備部、千葉県警察本部警備部、埼玉県警察本部警備部も対象となり、サイバー攻撃に備えることになっています。

治安面では、自衛隊の役割も重要です。陸上自衛隊東部方面隊に、政経中枢師団として第一師団が配備されています。心強い限りです。

その他、東京五輪では関東管区のみならず、全国の警察官に動員が掛かるはずです。治安に絶対はありませんが、首都圏(池田氏定義では除く埼玉県)の警備に万全が帰されるものと考えて差し支えありません。

7.      判定
総合的には、東京ドームが圧倒的な評価です。主催都市にあり、収容人員も最大、JRと東京地下鉄の二路線が利用可能です。ドーム球場であり、雨天も競技可能です。
明治神宮球場が、それに続きます。神宮球場、個人的には好きす。ドームでないことが、その理由なのですが、日程面で順延が厳しいことを考えると、評価としては二番手です。

東京ドーム
神宮球場
西武ドーム
横浜スタジアム
QVCマリン
主催都市
収容人員
警察力
雨天時の開催
立地


さて、他の3球場ですが立地面で考えると、横浜スタジアムとQVCマリンフィールドに比べ、西武プリンスドームが不利なのは認めざるを得ません。なにせ、西所沢駅から単線ですからね。有利な点は、西武プリンスドームが、不完全ながらドームであること。雨などで、順延することはありません。
3球場、同率3位の評価としました。自分としては、極めて妥当な評価と考えています。


8.      誘致の可能性
最終的に、誘致に成功するには、幾つかの条件が必要と思います。

I.       地元の熱意
   やはり、地元が誘致に熱意がないといけません。所沢市民の皆さん、埼玉県民の皆さん、ライオンズファン、西武線沿線の自治体関係者(東京都も含む)、埼玉県関係者の働きかけが重要だと思います。

II.      チームの成績
   埼玉西武ライオンズ。この7年間は、日本一から見放されています。福岡時代からの成績を紐解けば、リーグ優勝回数はパ・リーグ1、日本シリーズ制覇回数はジャイアンツに次ぎます。しかしながら、ここ二年はBクラス、観客動員も下降気味です。チームを強化し、常に優勝を争うチームである必要があります。

III.    埼玉県全体の応援
   埼玉西武ライオンズは、他の11球団と異なり政令市やその近郊にある球団ではありません。(阪神タイガースの本拠地は西宮市ですが、実質的には大阪圏の球団と判断すべきでしょう)
   人口32万の所沢市を本拠にしており、加えて県都からは離れた位置にあり、単独で盛り上げるには、力不足です。そこで必要なのが、県全体からの応援です。
   さいたま市に、Jリーグで最も優勝経験があり、熱狂的なサポータで知られ浦和レッドダイヤモンズがあります。2016年から、法人会員に限定されますが、ライオンズとレッズのコラボ企画が始まりました。それを押し広げて、2020年東京オリンピックに向けての協同企画を更に展開させても良いと思います。
   レッズのユニフォームを着用したサポータが西武プリンスドームで応援、ライオンズのユニフォームを着用したファンが埼玉スタジアムで応援といった企画があってもよいかと思われます。
   個人的には、ブルーレジェンズが埼玉スタジアムで躍動する姿が、是非とも見てみたいです。

9.      最後に
池田氏は、このように結んでいます。
「オリンピックの会場になれば、そこが文化遺産になる」
これは、その通りです。前回の東京オリンピックの時、所沢でクレー射撃競技が実施されました。所沢の長老の皆さんと話すと、この話がでてくることが少なくありません。
埼玉西武ライオンズ、黄金時代を迎えた時期があります。そして、球団の成績はジャイアンツの次ぐものがあります。オリンピック競技を誘致し、所沢の文化遺産となれば良いと思います。
池田氏は、オリンピック誘致に舵を切ったのでしょう。

西武ホールディングス、ライオンズ球団、地元の皆さん。オリンピック誘致に向けて、手を携えて協力しましょう。



10.    参考
NPB 2015年観客動員数
2015年観客動員数
セ・リーグ
チーム
総動員観客数
主催試合数
一試合平均
1
ジャイアンツ
3,001,187
71
42,270
2
タイガース
2,878,352
72
39,977
3
カープ
2,110,266
71
29,722
4
ドラゴンズ
2,049,784
72
28,469
5
ベイスターズ
1,813,800
71
25,546
6
スワローズ
1,657,511
72
23,021
セ・リーグ全体
13,510,900
429
189,006
パ・リーグ
チーム
総動員観客数
主催試合数
一試合平均
1
ホークス
2,535,877
72
35,221
2
ファイターズ
1,959,943
72
27,221
3
バッファローズ
1,767,220
71
24,890
4
ライオンズ
1,616,827
72
22,456
5
ゴールデンイーグルス
1,524,149
71
21,467
6
マリーンズ
1,322,004
71
18,620
パ・リーグ全体
10,726,020
429
149,875


12球団全体
セ・リーグ
1
ジャイアンツ
3,001,187
71
42,270
セ・リーグ
2
タイガース
2,878,352
72
39,977
パ・リーグ
3
ホークス
2,535,877
72
35,221
セ・リーグ
4
カープ
2,110,266
71
29,722
セ・リーグ
5
ドラゴンズ
2,049,784
72
28,469
パ・リーグ
6
ファイターズ
1,959,943
72
27,221
セ・リーグ
7
ベイスターズ
1,813,800
71
25,546
パ・リーグ
8
バッファローズ
1,767,220
71
24,890
セ・リーグ
9
スワローズ
1,657,511
72
23,021
パ・リーグ
10
ライオンズ
1,616,827
72
22,456
パ・リーグ
11
ゴールデンイーグルス
1,524,149
71
21,467
パ・リーグ
12
マリーンズ
1,322,004
71
18,620
NPB全体
24,236,920
858
338,881