5月27日は、海軍記念日です。帝國陸軍の心象を避けてきた陸上自衛隊と異なり、帝國海軍の伝統を継承してきた海上自衛隊は、5月27日は各地で記念式典が行なわれています。
しかし、本年は伊勢志摩サミット(G7)が行われている関係で、海上自衛隊の艦船の一部が動員されているので、少々寂しいかもしれません。
日露戦争が帝国主義による戦いだと、あからさまに非難する左翼論者がいます。自分も、完全に同意です。しかし、日露戦争が戦われたのは、まさに欧米列強よる帝国主義の時代で、自国の安全を全うするためには、致し方たない選択であったと思います。
もし、日露戦争が我国の敗北の終わった場合、北海道は露西亜帝國の州となり、ソビエト社会主義共和国連邦を経由して、現在の露西亜共和国の自治州にでもなっていたでしょう。
現在、我国は二正面に仮想敵国を想定しなければならない状況です。それは、露西亜と支那共産党です。しかし、露西亜共和国にソ連邦のような往年の軍事的脅威は下がっており、注視すべきは、支那共産党です。
支那共産党のチベットやウイグルなどへの民族弾圧、無法で強引な海洋進出による東南アふジは諸国とに軋轢は、留まる所を知りません。
現在の日米同盟は、その主たる対象を露西亜(旧ソ連邦)から、支那共産党へ完全に変換したと言ってよいでしょう。
冷戦期、ソ連邦は欧亜に跨る国家でした。従って、対ソ連邦に関してはG7加盟国も統一した見解になり得たと思えます。翻って、対支那共産党になると、欧州諸国の危機感が決定的に欠けています。それは、聯合王国のによるアジアインフラ投資銀行加盟表明を切っ掛けに、欧州諸国が雪崩を切ったことで明らかにです。そして、AIIB懐疑的な日米両国は、完全に梯子を外されました。
米国は、米英関係を欧州政策の、日米同盟を亜細亜政策の柱としてきました。それは、超大国たる米国の対外政策を、欧州においては聯合王国が、亜細亜において日本国が補完してこそです。
聯合王国の裏切りとも言いたくなる対支那政策の変更により、その影響を日米同盟がもろに受けつことになりました。
支那に傾きつつある欧州の姿を考えた時、日米同盟の重要さを再認識せざるを得ません。もし、日米同盟なかりせば、琉球列島が支那の自治区となり、日本列島が孤立しつつ立ち枯れする姿を想像せざるを得ません。
かつての露西亜帝國が現在の支那共産党、大英帝国が米合衆国という図式て捉えたほうだ分り易いと思われます。
日本共産党は、日米同盟廃止、自衛隊廃止、皇室廃止を綱領で謳ったいます。その日共と共闘する民進党、何を考えいるのでしょうか。支持率が下落するの宜なるかなと思います。
外交は利害打算の産物、政府においては国益重視の姿勢を貫いて欲しいものです。
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