2008年6月20日金曜日

ISACA東京支部年次総会

昨日、6月19日は情報システムコントロール協会(ISACA)の年次総会でした。会場は、日本教育会館3階の大ホールで第一部の総会と第二部の特別講演、会場を9階に移して第三部の懇親会でありました。

私自身でも10数回目の総会出席になりますが、今年から運営の形態が変わりました。

今年から事務局機能強化として、団体事務局機能やイベント運営などの代行を業務とする有限会社ビジョンブリッジに総会や月例会の運営を委託しています。今総会は、委託後の最初の年次総会でした。会場のセットアップや受付業務など、実に手際よくこなしていただき、昨年までは理事会メンバーが右往左往していた場面もあったのですが、スムーズな総会運営でありました。
ただ、あくまで個人的感想ですが、ボランティアによる独特の手作り感が面白くもあったのですが、少し寂しいものもありました。
太田会長、日高事務局長、滝本経理局長からの活動報告、経理報告などが行われ、新年度の理事/役員が紹介されました。支部定款の改定にともない、旧理事会が意思決定機関の理事会と業務執行機関の委員会に改編され、私はCGEIT担当理事からCGEIT委員会委員長ということになりました。
報告の中で、東京支部の会員数の現況が説明されましたが、ここ数年の激増振りには目を見張るものがありますね。
特別講演は、情報セキュリティ大学院大学の林 紘一郎副学長のお話でした。講演の最後にマックス・ウエーバーの「プロテスタンティズムの論理と資本主義の精神」に触れられていました。私は、大学の専攻が社会学だったので、学生時代に散々耳にしたものです。
資本主義の発達とプロテスタントの宗教的道徳心との関係は、論議の対象となるところですが、翻ってキリスト教の影響の小さい日本の、アジアでの勃興の背景とは興味あるところですね。作家の故司馬遼太郎氏は、そのエッセイに武士道をあげています。プロテスタンティズムの論理の代わりに武士の徳目が、その役割を果たしたのではないかと。また、別のエッセイで、日本は重農主義でもなく重商主義でもなく、重職主義なのだと。職人とその気質、生き方などを尊び、敬意をはらってきた。名利蚤を求めず、職人としての職業規範の忠実で、そしてそのある種の文化を尊んできたと。
情報セキュリティでは、技術的管理策やマネジメント上の対応など、様々な施策を打つわけですが、つまるところ従業員の意識の持ち方で、その効果が左右されるのが現実であり、この最後の話題は最も印象に残りました。
懇親会では、会員や来賓の方と話をしました。そこで、聞かれるのが、Certidied in the Governance of Enterorise IT(CGEIT)の日本語訳がどうなったか・・・・・
まだ、決まってません。訳せなくて困ってます。冗談で、訳を公募して、採用した方には20CPEプレゼントしようかなどと話しておりました。
何人かの方には、現職の名刺を渡しましたが、私の名刺のコレクションをしていると冗談で言われました。転職や組織変更などで、結構たまったそうです。
第4部は、さくら水産でのフリートークです。月例会後などにのみにいく場合は、激安さくら水産がISACA東京支部の定番です。最初は、他に入れる店がなく、致し方なく選んだ店なのですが、いつもまにか、最初からさくら水産を行くのが定番となりました。
情報セキュリティ管理基準Ver2作成やシステム管理基準追補版裏話といった、その場限りの暴露など、酔った勢いでなければという話題、与太話だけなくControlとManegementの違いといったアカデミックな話もしました。
今回、第4部に公報委員長になった新島短期大学の花田経子先生も初参加、昨年までは懇親会終了後、急ぎ足で高崎まで帰っていったのですが、今回は東京に宿をとったとのことなので、初参加でした。花田先生、学生さん特に女子学生からみれば、先生というより年齢的にもお姉さんなのでしょうね。ISACA東京支部の癒し系です。
明日は、ISACA大阪支部の総会に出席、CGEITの説明です。私は所沢在住、我がライオンズも首位を維持してるので、日本シリーズでのタイガースとの決戦の可能性大、敵地へ乗り込む意気込みです(笑)

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