2008年6月30日月曜日

組織の適正規模

Information Systems Audit and Control Association Tokyo Chapter、情報システムコントロール協会東京支部の会員数が、世界一となりました。

ここ2年ほど、会員数が急激に拡大というより膨張しており、いずれ世界一になるとは予想されていたのですが、とうとう達成いたしました。私が入会をした10数年前と比較して、隔世の感があります。

1位:東京支部        2,336名  伸び率37%
2位:ロンドン支部       2,280名  同14%
3位:ニューヨーク市支部  2,059名  同11%

実数もさることながら、会員の伸び率においても、他を圧倒しています。この伸び率でいけば、来年には3,000人を突破することになります。これ、凄い数字だと思います。

ISACAは、個人の専門家の集まりであり、団体会員や法人会員の制度はありません。そのため、シカゴの本部を除き、各国各支部とも専任の事務局はありません。東京支部も、事務局機能を委任していますが、理事会メンバーや専門委員会メンバーもボランティアであり、最低限の費用弁済以外は、一切の報酬を得ません。

この組織の特徴が、JASAやJNSAとは異なる、ISACA東京支部独特の雰囲気、性格を形成しているのは間違いないことと思います。法人メンバーや後援団体の以降に関係なく、専門家としての集まりとして、教育機関、民間企業、公官庁、公益団体、監査法人、SI企業、コンサルティング企業、ユーザ企業などか研究者、コンサルタント、会計士、各種監査人、エンジニアなどがあるまり、学術的分野から現場における実践的課題まで、幅広く対象とされ、議論される土台となっています。時として、少しばかり観念的かなと思ったり、現場の事象に囚われたりといったこともありますが、様々な出自に会員が、遠慮することなく意見交換をすることが可能な場としてのISACAは、面白いです。だから、この10数年、会員で有り続けたですが。

この団体としての方向性は、今後も変更されることなく、維持されます。単に、議論の場としててなく、広く人脈を形成する場としても有用な団体だと思います。私は、ISACAの人脈で助けられたことも少なくありません。

これだけ、大きくなった組織をボランティアで運営していくには、今後も組織改革を継続していく必要がありますが、専門家の集まりとしてのISACA、存続させ続けなければいけませんね。

2 件のコメント:

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    大きいことがいいことか・・・
    コミュニティーとして機能しているか。。。
    そろそろまじめに考えないといけないことです。

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  2. SECRET: 0
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    丸山さん、コメントありがとうございます。
    >大きいことがいいことか・・・
    組織には、やはり適正な規模がありますね。ISACAのようにボランティアによって運営されている場合、尚更ですね。
    ISACA東京支部の拡大、喜んでいいのかというて、急激な拡大に伴う歪みについて考えないといけませんね。
    >コミュニティーとして機能しているか。。。
    コミュニティーとしての機のは、損失してますね。大阪支部、名古屋支部の総会に出席して、痛感しました。
    >そろそろまじめに考えないといけないことです。
    同感

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