昭和二十年八月十日、宮中で行われた最高戦争指導会議において、昭和天皇陛下の御聖断が下り、ポツダム宣言の受諾が決定しました。
その詔書は、昭和天皇陛下が御自ら録音遊ばされ、レコード盤が製作されました。製作にあたったのは、日本放送協会の技術者で、原本と副本たあったとされています。
戦争継続を主張する件の若手将校は、ポツダム宣言受諾を妨害するため、宮城の守護にあたる近衛師団長を斬殺、偽命令をもってレコード盤の奪取を図りました。
この計画は、東部軍司令官である田中静一大将が鎮圧、八月一五日に玉音放送に漕ぎ着けることができました。
この事件は、「宮城事件」と呼ばれますが、半藤一利氏のノンフィクション、「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日 決定版」に詳しいので、ご一読されることをお勧めします。
日本の一番長い日
日本のいちばん長い日 決定版
近衛師団司令部跡地
旧近衛師団/現在の東京国立近代美術館工芸館
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