2008年11月2日日曜日

セカンド・オピニオン

既報の通り、不幸な出来事で前歯三本(1番2本、左1本)を損傷、右1番は手の施しようがないということで、抜歯しました。残り2本(左1番と2番)ですが、二週間様子をみて歯科医より抜歯を考えてはと言われました。非常に判断が難しいので、絶対抜歯が必要と断言できないが、回復すると保証も出来ないとのこと。このまま、経過を観察するとし場合、最低半年程度の期間が必要で、結局抜歯となる可能性が高い、その間の食事などで不自由があり、早目に処置する選択肢もあるとの話でした。
しかし、非常に判断が難しく、次回通院までに良く考えて欲しいとのことで、一旦帰宅しました。

可能性ゼロと言われれば、否応はなく抜歯の同意しましたが、何とも悩ましい判断を迫られました。そこで、家族の勧めもあり、別な歯科医で診察を受け、相談することにしました。所謂、セカンド・オピニオンです。

私は、抜歯を薦めた歯科医に不信感がるある訳ではありません。抜歯を言われた時も、レントゲンや模型を使い、30分以上説明してくれました。次の患者の予約時間に食い込んでも、丁寧に説明してくれて、有り難かったですね。
しかし、抜歯してしまうと取り返しはつかないので、自分が納得できるためにも第3者の意見を聞いておくべきと考えたのです。
勤務先近くの歯科医(仮にB医師とします)をインターネットで探し、メールでセカンド・オピニオンを頼めるか問い合わせ。大丈夫であるが、セカンド・オピニオンの場合、保険適用が不可で、全額自己負担、1万円程度になりますとの回答でした。自己負担の拳は、承知の事でしたので、電話で診療予約をし、10月31日に受診しました。
結果ですが、やはり判断が難しいとのこと。抜歯を薦めた歯科医(仮にA医師します)の判断を間違っているとは言えない、十分に理解でき、どんな歯科医も悩むとの話でした。レントゲン撮影と電気のよる検査で、残り2本の歯の神経は完全に轢断していること、歯茎はそれほど痛んでないが炎症を起こしている、歯の周りの骨も、影響は小さいと思われるとの所見でした。
B医師として、抜歯をするのは最後手段とすべきとの意見でした。保証は出来ないのであるが、抜歯後の事を考えると、費用面からも慎重な判断が必要だとのことです。B医師としては、前歯が三本連続で抜歯してしまうと、入歯かインプラントしか方法はなく、ブリッジは無理でないかと判断があったようです。A医師は、ブリッジも可能であると判断しており、この点は見解が分かれておりました。
インターネットで検索したのですが、前歯三本の欠損でもブリッジ治療をした実績はありました。ただ、そのためにブリッジの土台にするため、最低3本場合によっては4本の健康な歯を削って加工する必要があります。ここも、判断の材料になりますね。
B医師は、治るとの保証確約できないが、半年程度は抜歯しない治療を継続する価値はある、試してみる治療方は、残っているということが、最終的な意見でした(セカンドオピニオンの場合、あくまで意見であり、診断はしないのだそうです)。
��医師にセカンド・オピニオンを求めたことを隠さず話し、轢断した神経を抜いて経過を診る事の是非を判断して欲しいとのアドバイスを貰いました。
この他に、これも既報ですが中耳炎の治療を受けていることも重要な判断材料でした。11月26日に再入院、同28日に鼓室形成手術を受けることが決まっているので、この治療を優先し、退院後に歯の治療に専念することも選択肢としてあります。
本日、A医師の診察を受けました。日曜に受診できるのが有り難いです。セカンド・オピニオンの事を話しました。結論としては、抜歯はせずに中耳炎の入院手術を優先、退院後可能な限り早く、歯の治療を再開、当面は歯を残す治療を行うこととなりました。
セカンド・オピニオン、結果として受診して良かったと思います。治療費は、1万5百円ほど掛かりましたが、十分に納得のいくアドバイスを受けられました。抜歯してしまった後では、取り返しはつきません。最終的に抜歯ということになっても、公開することもないと思います。セカンド・オピニオン、嫌がる場合もあるそうですが、引き受けていただいたB医師、その事を話しても改めて相談に応じてくれたA医師。初めての経験でしたが、お二人に感謝します。

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