今日、日本武道館で全日本柔道選手権が開催されました。柔道の最強選手を決める大会ですが、今年は北京オリンピックの100キロ超級の代表選考の兼ねており、大会前から話題沸騰でした。
4年前の全日本選手権は、井上、鈴木、棟田の三選手が100キロ級、100キロ超級の二つの代表枠をかけて激突しました。3選手とも前年の世界選手権を制しており、世界チャンピオン三人が優勝を争う、正に世界一決定戦でした。
今年の話題は、何と言っても井上康生の優勝なるか、だと私個人は思っておりました。午後4時からのNHKによる放映に釘付け状態でした。
準々決勝の井上対高井戦、残念ながら応援していた井上康生選手は負けてしまいました。しかし、最後まで攻め通し、リスクを掛けた最後の内股を好かされ、そのまま押さえ込まれて敗者となりましたが、積極的に出ての敗戦なので、堂々たる敗戦だと思いました。
準々決勝の棟田選手のリードされた後の支え釣り込み腰、相手選手を畳の上に背中から投げつけ、鮮やかで文句なく一本勝ちでした。
準決勝の鈴木対高井戦、鈴木選手の芸術的な足払い、見事でした。
決勝戦、コメントしたくありません(過去の選手権で優勝者が警告を受けたことはありません。前代未聞です)。
井上康生選手、現役引退かもしれませんが、シドニーからここまで、柔道界を背負って立ってきた功績は大きいと思います。ご苦労様でした。
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