埼玉県ふじみ野市の市営プールで、大変痛ましい事故がありました。
亡くなった女児は所沢市在住の小学二年生、私も実は所沢市に住んでいます。また、事故のあったプールは、私も我家の息子二人を連れて何度か行った事があります。そういう訳で、このニュースをなんとも痛ましく聞いておりました。
犠牲になった小学生に心よりお悔やみを申し上げます。
合掌
報道によると、プールの管理は民間業者に委託され、緊急時のマニュアルも整備されていたとの事です。
吸水口のガードに異常に気が付いたあとの処置が今後の捜査や損害賠償交渉、裁判の焦点になるのは間違いないでしょう。その中で、マニュアルの適切性や関係者への周知の状況など問題となりますね。管理者のしての市が、外部委託先へのどれだけ関与し、安全性を確保する責任を果たしていたかなど、解明すべき課題は重要で少なくありません。
ところで、情報セキュリティの観点からも、外部委託先管理は重要な課題です。個人情報や営業情報、製品情報、行政情報など当該組織や消費者、利用者、国民/市民、生徒/学生などの重要情報などが外部委託先で保管管理されることが少なくありません。この際、委託元は、自らが求められる、もしくは必要と考えるセキュリティ水準を委託先に要求し、実現させる義務がありますね。上記の事故では、直接てき過失責任を民間業者が問われることになるでしょうが、だからと言って市が免責になる訳ではありまえん。多くの人達が集まるプールの安全を確保、維持する管理責任は免れません。
どのようなケースでも、委託元は委託先に対して、責任を丸投げすることはできず、要求される様々な事項を果たしていく義務があります。
中央省庁の情報セキュリティに関する統一基準でも、委託元に委託先の情報セキュリティ水準を確保させることとされています。
委託したから委託先に全てお任せ、宜しくねとはいきません。
一部報道で気になることがあります。事故の原因を民間委託に収斂させてしまうようなコメントがりました。官尊民卑というか、官の無謬神話の名残なのでしょうか。私は、行政の民間委託はこれからも必要であるし、進めていくべきであろうと思います。民間だから無責任に事故を起こし、公務員だから大丈夫だと誰も証明できません。今回の事故のような悲劇を繰り返さないためにも、事故の教訓を生かし、民間委託の制度を改善しく必要があります。情報セキュリティの分野でも然りです。
犠牲者のご冥福を祈りつつ、再発防止に努めなければいけません。
再度 合掌
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