毎日新聞の記事なのですが、「憲法九条の会」が設立10周年の講演会を開催したとのことです。
私は、もとより憲法改正主義者です。現在の憲法は、九条に限らず改正すべき点が少なく無いと考えてます。
まず、前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」からして、空理空論です。自分は、朝鮮半島北部や大陸の一党独裁国家が、平和を愛し公正で信頼できる国家だとは、到底思えません。
どう考えても集団的自衛権を容認し、抑止力を強化するしかないと確信しています。いままで、国政選挙では安全保障を第一に考えて、投票行動を行なってきました。従って、ようやく集団的自衛権が容認に向かってきたことを、誠に喜ばしいとと認識しています。
ただ、本来は憲法改正が本筋だと思うのですが、困難でしょう。次善の策として、憲法解釈で集団的自衛権を容認することは、現在の安全保障環境から考えて最低限の施策でしょう。従って、安倍晋三総理大臣を支持致します。
作家の大江健三郎氏は、「安倍という人は、自分の言ったことが市民や専門家に受け入れられなくても平気だ」と言われたそうです。自分は、総理、元総理は敬称をもって遇するべきと考えいています。菅元総理や野田元総理であってもです。
大江氏が、安部首相と政治的見解が異なっても、総理に対して呼び捨てなどという非礼は、どうかしています。この方の品位が疑われますね。まあ、2002年に、朝鮮半島北部による日本人の拉致事件が明らかになった際、それまでに拉致否定の態度を、だんまりを決め込むことで逃げた方ですから、もともと品位とは無縁な方なのかもしれません。
東大名誉教授の奥平氏は「集団的自衛権は憲法9条を否定する概念で、これはつぶさなければいけない」という意見とのことです。だから、まずは解釈の変更を行い、然る後に憲法の改正を行うべきでしょう。しかし、氏の空想的憲法九条論とは、決して交わることはないでしょうが。
作家の澤地久枝は、「憲法9条のどこに、集団的自衛権を認めるよう解釈できる余地があるのか。平和を求める市民の心を踏みにじっているのが安倍さんだ」なのだそうです。しかし、集団的自衛権を必要と考えている、自分のような人間もいますよ。澤地氏からみれば、自分は許し難き右翼反動軍国主義者なのでしょう。氏がそう思うのであれば、それで結構です。
集団的自衛権容認、一刻も早く決まって貰いたいです。
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