109年前の今日、1905年5月27日は日本海海戦の日でした。帝国海軍の本海戦に勝利したことは、日露戦争における重要な転換点となり、その後の講話談判の行く末にも影響を与えました。
第一艦隊兼聯合艦隊司令長官東郷平八郎海軍大将座乗の旗艦三笠以下、聯合艦隊の精鋭はロシア艦隊を対馬沖で迎え撃ち、日本海(決して東海などいう名称ではない)で壊滅させた、世界史上稀な大海戦でした。
日本海海戦後、世界列強の海軍将校達は、我こそが東郷大将の後継者たらんとしたという伝説が生まれています。それだけ、世界史においても重要な戦いであったということでしょう。
フランス皇帝ナポレオンとウエリントン公爵が戦ったワーテルローの戦い、共和制ローマ時代にスキピオ・アフリカヌスとハンニバルが矛を交えたザマの戦い、ユーラシアを疾駆した成吉思汗の戦いなどの世界史上の戦いに匹敵したと言っても過言でないでしょう。
自分は、戦いを無条件に称える気はありません。しかし、日本海海戦が日本や世界の近代史に及ぼした影響について、日本人自身が考えてみるべきだと確信しています。
戦争を考えるだけで拒否感を覚えて、思考することら否定する。また、闇雲に自国の歴史、つまり日本の歴史を否定的に捉えることには反対です。
日本海海戦が戦われた日は、長く帝国海軍の記念日とされていしたが、昭和二十年を持って廃止されました。海軍記念日を復活させろと考えている訳ではありません。しかし、大きな歴史の転換点となった日として考察してみるのも大事だと思います。
海軍記念日
ちなみに陸軍記念日は、帝国陸軍の満州軍が奉天を占領、入場を果たした三月十日です。
陸軍記念日
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