各地で、憲法の改正を目指した団体、政党などが講演や集会を開催している。また、憲法護持を金科玉条とした政党、労組、団体なども然りである。
自分は、日本国憲法の改正が必要との立場であること明確にしておく。理由は、時代遅れの憲法であるとの認識をもっているためである。
護憲派の一部は、安倍政権での改正は反対という。では、首班が変わればいいのか。この倒錯した論理、理解不能。
護憲派である日本共産党は、最終的には共和制国家になるべきという。そでは、憲法改正が必須じゃないか。これも理解不能。
以下、憲法改正が必要と思う理由である。
憲法9条では、下記のように規程されている。特に第二項の表現が問題で、我が国の国防を担う自衛隊の存在が、全く明記されていなくとも良いのか。自分は、高校時代からの疑問だった。特に、大陸の全体主義国家、半島の独裁国家の脅威から我が国の安全を担う自衛隊は、憲法で明文化されるべきというのが、予てからの持論あった。
非武装中立。国防はどうするのか。大陸の某国は、着々と軍備を増強し、戦術核兵器だけでなく戦略核兵器も増大させている。半島北部の動向も気がかり、南部も怪しいもの。
我が国の安全保障状況は、予断を許さないというのが自分も見解。
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法代79条第2項は、最高裁判所裁判官の国民審査に関しての規程である。しかし、日本国憲法の中で、第79条のほど形骸化し、意味のない条項はないと確信する。自分が、日本国憲法を改正すべきとの持論の根拠は、第9条と並び第79条第2項だ。全く、無意味で用のない条項であり、撤廃して然るべきと考える。
第79条 最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。2 最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後10年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする。
憲法89条は下記のように定めている。89条の後段を読む限り、宗教団体や私立学校などには税金を投入してはならないと読める。しかし、日本私立学校振興・共済事業団などを経由して税金が補助されている。筆者も私立大学に学んだものどして、補助金の恩恵に浴した。従って、憲法89条の改正に賛成である。
第89条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。憲法記念日に当たり、憲法改正賛成の立場から私見を述べたものである。
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