以下は、読売新聞Webからの引用です。
大分の教員採用試験答案、高校でも廃棄…保存義務期間知らず
教員汚職
大分県の教員採用汚職事件をめぐり、県教委が、高校教員採用試験の答案用紙などを「量が膨大で置く場所がない」として、30年間の保存を義務づけた内部の文書管理規定に反して毎年度末に廃棄していたことがわかった。
県教委によると、汚職事件発覚後に調べたところ、昨年行われた2008年度試験の答案や評定書が、今年3月に廃棄されていた。高校教員の1次、2次試験の答案や面接結果を記録した評定書は最重要の30年間保存文書に指定されているが、担当の高校教育課に保存義務を知っていた職員はおらず、長年、新規採用者の配置が決まる3月末に捨てていたという。
県教委は1日付で規定を改め、高校を含めた全採用試験の答案を試験実施の翌年度末まで、評定書は5年間保管することにした。同県では小中学校教員の採用試験でも保存期限前の答案廃棄が判明している。
��2008年7月19日03時05分 読売新聞)
ISMSの認証支援や財務報告に係る内部統制の整備などでは、記録の保存を重視、一定期間の保存を義務つけます。当局への記録の提出や監査に備えるためですが、そういった経験から、前年と前々年の記録がないというのに、大なる違和感があったのです。
記事からみると、やはり記録の廃棄は規定違反だったようです。当然でしょうと、思いました。不正や疑惑を調査するためには、過去の記録を調査することが重要です。透明性の確保のためにも、記録の保存が大事だと、改めて確認させられる事件です。
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