7月25日は、‘システム管理者の日’でありました。全国のシステム管理者に皆様は、日頃の労苦が報われるような記念品などもらえたのでしょうか。
ところで、このシステム管理者の日、原文は’ System Administrator Appreciation Day’です。まさしくSystem Administratorに感謝する日ということなのですが、このSystem Administratorの訳が気になっています。ちょっと違和感があるのです。
System Administrator は管理者なのか、一考察を
慣例的にシステム管理者と訳しますが、ではSystem Manager何と訳すのでしょうか。こちらもシステム管理者ですね。では、両者とも同じ職務でしょうか?
以前からSystem Administratorの訳文に違和感を持っていました。業界関係者と話すと、System Administratorの訳について、時々議論になることがあります。System Administratorの訳が実態に則していないので、違和感をもつ関係者は少なくないのです。
私見ですが、System Administratorは‘システム担当者’と訳すべきだと考えています。System Administratorは、組織のITの運用や維持管理、更新、変更等に携わる実務担当者を指し示し、System Managerは上司として、System Administrator(システム担当者)を指揮、監督するのが職務であり、実務を直接的に職掌するのではない、というのが私の理解、認識です。
System ManagerとSystem Administratorを双方ともシステム管理者と訳することで、システム管理者がシステム管理者を指揮監督するという珍妙な日本語になりかねません。両者の職務、職位の違いが明確になる、実態に則した訳文が必要だと思います。
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