2014年8月15日金曜日

8月15日に思うこと - 父親の命日と終戦記念日

命日
8月15日は、父親の命日です。母親と兄一家が住む実家に、自分と弟、従兄弟一家などが集まり、亡父の菩提を忍びます。また、送り盆でもあるので、親父を送ります。

父親は、自分が19歳大学生の時に脳挫傷を負い、脳内の血腫を除去する開頭手術を受けました。その父親は、20数年前に肝臓癌を患いました。そして、癌発覚後わずか二週間で亡くなりました。しかし、親父にとって最も大変だったのは、脳挫傷の後遺症だったのだろうと、確信しています。それは、自分自身が三年前に脳出血を発症、高次脳機能障害になったからです。

父親が脳挫傷になった時、その時の事情で19歳の大学生だった自分が、血腫を除去する開頭手術を承諾する署名を行いました。手術の成功確率は50%、命の危険も在るということで、今だ未成年だった自分にとって、生易しい決断ではなかったことを、今でも覚えています。

その自分が、脳出血で生涯完治することのない高次脳機能障害者となりました。
高次脳機能障害は、十数年前から認知され始めた神経心理学的症状です。当然、父親が脳挫傷になった時と亡くなった時には、まだ無かった概念ですが、高次脳機能障害であったことは間違いありません。
自分は、父親にとっては、病名も告知されなかった癌よりも、脳挫傷の後遺症、つまり高次脳機能障害の方が、辛かっただろうと確信をもって言えます。
父親が亡くなった時は、高次脳機能障害という概念は無かったので致し方ないのですが、父親の症状を理解できなかったことが悔やまれてなりません。

今年の5月23日、母親と兄が24回忌を行い、親戚や知人にも集まって貰い、菩提を弔いました。

父親が息を引き取った二十数年前の8月15日は、とても暑い日でした。毎年、8月15日は猛暑ですね。今日も暑くなりそうです。


終戦記念日
8月15日、終戦記念日です。天皇皇后両陛下も列席され、政府主催で全国戦没者追悼式が挙行されます。また、靖国神社など、全国の神社でも戦没した英霊に感謝する祈りが捧げられます。

自分は、この「終戦記念日」という言葉は、虚構だと思います。終戦ではなく、ボツダム宣言を受け入れた、明らかな降伏の日です。この事実は、誤魔化してはならないと思います。
しかし、だからと言って、戦没した英霊に御霊を蔑ろして良いということにはなりません。最近、8月15日の靖國神社で、特定の不愉快なイデオロギーを、持った市民団体と称する集団によって、英霊に御霊をを蔑ろにする行動が報道され、目に余るものがあります。
英霊を汚す罵詈雑言、国外の政治勢力と結びついた反靖國神社、反政府行動、いい加減にしろと。
政治的主張そのもを否定する気は、全くありません。我が国は、社民党が無条件に支持、追随する支那共産党や、とても法治国家とは思えない南北朝鮮と異なり、言論の自由が保障されています。
しかし、8月15日は決して少なく無い国民が、英霊の御霊に感謝を捧げる日です。この日は、政治的主張を脇に置いて、静かに英霊の御霊に感謝を捧げさせて貰いたいたい。

自分は、「終戦記念日」という言い方は、疑問があります。しかし、内閣総理大臣式辞、衆参両院議長、最高裁判所長官、遺族代表の追悼の辞があり、そして何よりも天皇陛下の御言葉がある、この日を大事にすべきと考えています。
その神聖で大切な日は、特定の政治的偏向を持った集団には、さっさと退散を願いたい。

安倍総理は、靖國神社参拝を見合わせるようです。自分は、そのことを批判する気はりません。支那共産党と南北朝鮮の動向から考えて、致し方ないでしょうね。しかし、英霊の御霊に感謝する気持さえ忘れなければ良いと思います。


8月15日に考えた、雑文です。

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