2013年9月15日日曜日

イプシロン・ロケット打ち上げ成功

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット、イプシロンの打ち上げが、二回の延期を乗り越えて無事に成功、搭載した衛星も周回軌道への投入が確認されました。
 
 この成功で、日本の宇宙開発が新たな段階に踏み出したことになりましたね。商業打ち上げ、国際衛星打ち上げ商戦参入することになっていくでしょう。また、H2A、H2Bロケットを使うに及ばない小型ロケットの市場に果敢に切り込んでいくことを期待しています。
 
 また、科学技術衛星や観測衛星、情報衛星など多様な用途でに活躍が期待されますね。中国や韓国が、攻撃衛星転用可能だとか懸念を表明したという報道もありますが、雑音は気にせずの粛々と日本の宇宙開発を進めていくことを期待しますね。

イプシロン  打上失敗す  残念!

イプシロン打ち上げ成功

【イプシロン打ち上げ成功】観衆2万人「すごかった」轟⾳に歓喜
2013.9.14 21:19

 日本の宇宙科学技術の夢を乗せ、白い機体は静かに空へ⾶び⽴った-。14⽇午後2時、白煙を上げて発射台を飛び立った新型ロケット「イプシロン」初号機。2度の延期を乗り越えての打ち上げ成功だけに、宇宙航空研究開機構(JAXA)の関係者は安堵の表情を浮かべた。発射台近くで打ち上げを見守った人々も、イプシロンに手を振って打ち上げ成功を喜んだ。
 
JAXAの内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)の発射台を臨む見学席では、多くの報道陣らが固唾をのんで打ち上げの瞬間を見守った。
 午後2時ちょうど。発射台から白煙が上がり、イプシロンは滑るように空へと上がっていく。轟音とともに発射台を飛び立った。約1分後、機体は東の空に吸い込まれ、見えなくなった。

 打ち上げ成功後、記者会見したJAXAの奥村直樹理事長は「低コストな新しいロケット打ち上げシステムの技術実証ができたことは大変意義深い」と安堵の表情を見せた。
 
満面の笑顔で会見室に現れたのは開発責任者の森村泰弘プロジェクトマネージャ。開開口一番、「皆さん、打ち上げ成功おめでとうございます」とあいさつ。「本当に心から笑える日が来た。
これほどきれいな打ち上げはない。苦労もあったが、終わってみれば最高だった」と振り返った。さらに「イプシロンの挑戦はこれが始まり。ロケットスタートで宇宙開発の新時代を到来させた。イプシロンと小型衛星のコンビで面白いミッションを実現していきたい」と決意を語っ
た。

 一方、発射場の周辺では約2万人の見学者が喜びの表情を浮かべた。「赤ん坊がうまれるような思い」と涙ぐむ女性もいた。
 
 打ち上げ日を2回延期し、多くの人をやきもきさせたイプシロン。発射台が直接見える見学場は打ち上げ10秒前からカウントダウンの声に包まれた。イプシロンが轟音を響かせて飛び立つと、見学者は「頑張れ」と声援を送り、空に描かれた白煙の軌跡に手を振った。

 家族で訪れた鹿児島鹿屋市の洋品販売業、鶴丸映子さん(54)は「打ち上がるまで心配配で、赤ん坊が生まれるような思いをしました」と涙ぐんでいた。鹿児島市の小学6年、柳田尚希君(11)は「今まで生きてきて一番すごかった」と興奮した様子だった。



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