2013年2月10日日曜日

遠隔操作ウィルス事件、犯人逮捕さる

4人の誤認逮捕者を出した遠隔操作ウィルス事件で、合同捜査本部が容疑者を逮捕しましたね。
江ノ島で見つかったUSBメモリが付けられた猫を手掛かりにして、防犯テレビの映像を解析したと報道されています。

まず最初に、容疑者の逮捕に至った捜査関係者のご苦労に敬意を表します。社会的にも関心の高い事件ですし、今後の影響を考えても犯人の逮捕を願っていました。

しかし、正直なところ犯人の検挙は難しいだろうと考えていました。報道された範囲での感想ですが、ネット社会の穴を付かれたなと思っていました。
合同捜査本部は、極めて正統的な手順で逮捕に至ったという感想があります。証拠を少しづ収集、犯人の行動を探っていくという、正統的な方法だったのでしょうね。

ただ、情報セキュリティ業界にで糧を得ている者としては、デジタルフォレンジックの手法を以って犯人検挙に繋げて欲しかったですね。

まだ、報道されたばかりで詳細が明らかになっていくのが、これからでしょう。また、犯人は容疑を否認をしいるようです。本件は、これからも、注視していく必要がありますね。

コミケ大量殺人予告容疑、30歳男を逮捕
2013.2.10 08:46

遠隔操作ウイルス事件で、インターネット掲示板で同人誌即売会での大量殺人を予告して業務を妨害したとして、警視庁などの合同捜査本部は10日、威力業務妨害容疑で、東京都江東区のK容疑者(30)を逮捕した。同日早朝から片山容疑者の自宅を家宅捜索しており、4人が誤認逮捕された事件の全容解明を進める。

神奈川県藤沢市の江の島の防犯カメラ映像で、記録媒体付きの首輪をネコに付けた人物をK容疑者と特定。合同捜査本部は記録媒体を「真犯人」のものと断定しており、K容疑者が真犯人の疑いが強いとみている。家宅捜索では、江の島に行った際に使ったとみられるバイクなどが押収された。

捜査関係者によると、K容疑者は昨年8月9日、ウイルス感染した愛知県内の男性のパソコンを遠隔操作し、ネット掲示板「2ちゃんねる」上に「コミケ(コミックマーケット)で大量殺人する」などと書き込み、運営者側の業務を妨害した疑いがもたれている。

産経新聞



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