昨日、日本セキュリティ監査協会主催の情報セキュリティ人材育成セミナーに出席して参りました。J-SOX法の対応の追込みの時期でもあり、情報セキュリティやITガバナンス、監査などの人材が求められているということを再確認しました。しかし、同時にそういった人材の育成が場や手段、機会が十分でないことも改めて考えさせられました。
一昨日は、ISACAの月例会でしたが、その会場で監査法人の方と話したのですが、J-SOX対応や監査などで、ITの専門家、できれば監査やコンサルティングの経験がる人材をどの監査法人でも求めているとのことでした。それだけ、人材の逼迫感が強いのでしょうね。昨日のセミナーでの内容と合わせて考えてみましたが、情報セキュリティ/ITガバナンス関係の人材育成は、今後の重要な課題として関係各団体、企業、行政が協力して、また個々に取り組んでいく必要があります。
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)も政府各機関、地方自治体で活動する人材の育成や資格制度の推進をしていくようです。是非、官民で取り組み、必要な人材が適切に育成され、活躍できる素地が作られていくことが必要です。
昨日のセミナーでは、CISSPとCAISのセッションが設けられていました。夫々のセッションスピーカーだった、与儀さん長谷川さんと名刺交換会で話をしました。私自身は、ISACA東京支部の理事会メンバーですから、CISAやCISMのプロモーションを考えていくのが責務なのですが、だからと言って他の資格やスキル認定制度と争う必要はないと思ってます。健全な競争は否定しませんが、人材育成という観点での協力は可能と思ってます。米国ではISACAと(ISC)は、友好的な関係とは言い難いのですが、日本では手を握って行こう、と言うようなことを長谷川さんとビールを飲みながら語り合ってきました。
元々、ISACAやJASA双方で活動する人は少なくなく、CISA、CISM、CAIS、CISSPのマルチホルダーも珍しくありません。私自身は、CISA/CISM/CAISを保持者でもありますから。従って、夫々の組織間で切磋琢磨しながら協力していくことは、十分に可能です。
人材育成は、一過性ではなく、息の長い課題ですが官民国内外での協力が必須ですね。
付記
当日は、名刺交換会で私と長谷川さんのBlogにアクセスしている方にお会いしました。熱心にBlogを読まれているとのことで、ここ数週間更新していなかったので、大変恐縮でした。モデムが不調で、暫くネットの接続が不安定であったこと、大学時代の恩師の定年慰労会の世話人を仰せつかり、その為の連絡や参加者名簿作成で、帰宅後や休日の時間を
取られていたことなどが原因です。モデムは交換、慰労会も無事に終わったので、また週に1,2回の更新ペースの戻ろうかと思います。
この間、某監査法人の事実上の解散宣言、某県警からの捜査情報漏洩など、当Blogで取り上げたかったニュースが目白押しでした。お気楽に始めたこのBLOGですが、応援の言葉を直に聞ききまして、ここ数週間の沈黙、申し訳ないことでした。
又、再開しますので、宜しくお願いします。
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