2006年7月24日月曜日

個人情報保護法余波

個人情報保護法の施行後、様々な影響がでていますが、一部の明らかに過剰反応と思われることもあります。学校などで、連絡もが作れないというのも、その典型かと思います。

以下は、朝日新聞Webからに引用です。

電話番号知らなくても電話連絡網 情報保護意識高まり
2006年07月24日11時35分
 NTTコミュニケーションズは、利用者がお互いの電話番号を知ることなく連絡網を作れるシステムを開発し、サービスを始めた。個人情報保護意識の高まりで、いわゆる「過剰反応」を背景に、必要とされる連絡網や名簿が作りにくくなっているなどの現象も起きているなか、学校や塾などへ売り込みたいという。
 サービスを利用するには、電話のほかインターネット接続が可能なパソコンか携帯電話が必要。学級の連絡網を作る場合なら、親が専用のウェブサイトで生徒の名前や電話番号を登録する。
 電話で連絡を取り合いたいときは、サイトの画面で、相手の名前をクリックする。仲介するシステムが両者に電話をかけて接続する。
 これまでの類似サービスでは、利用する組織のうち管理者権限のある立場の人が、組織のメンバー全員の電話番号を知ってしまうようなシステムになっていて、情報流出の恐れは消えなかった。だが今回のシステムは、連絡網に登録された人同士はお互いの電話番号を一切知ることがない。いわば「番号なし電話連絡網」だ。
 ただし、連絡網の中の誰が電話をかけて来たのかわかるように、特別な番号が電話機に表示できる工夫はされている。
 基本料金は、登録者50人までの最小のシステムで1人あたり月1050円と高いが、NTTコムの斎藤幸男・担当部長は「学校の利用では割引も検討したい」と話している。


私は、連絡網が作れないといのは、明らかに行き過ぎだと思っています。連絡網全体の公開(関係者への)をやめて、部分公開にするとか、当該者の前後のみで連絡先を公開するとか、リスクを小さくする方法はあると思っています。
上記記事のようなビジネスが発案されるということは、個人的には必ずしもハッピーな出来事ではないと思いますが・・・・
皆さんは、如何にお考えでしょうか。
個人情報保護法とその影響、総括と見直しが必要ですね。

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