2006年3月8日水曜日

はやぶさ 通信復旧

日本の小惑星探査衛星「はやぶさ」ですが、地球への帰還が絶望視されていましたが、なんとか通信が復旧したとのこと。予想以上の重症だったようですが、地球への帰還への望みが無きにしも非ずのようです。 地球へ送信された観測データだけでも、画期的な成果なのですが、なんとか地球に帰還して欲しいものです。 以下は、朝日新聞のWebからの引用です。

「はやぶさ」の通信が復旧 燃料漏れは予想以上 2006年03月07日21時46分 宇宙を飛行する「はやぶさ」の想像図=宇宙機構提供  小惑星イトカワへ着陸後の昨年12月から、地球との交信が途絶えていた探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は7日、「通信が回復し、現在位置や機体の状態などを把握できた」と発表した。ようやく息を吹き返したはやぶさだが、発生した燃料漏れが予想以上の規模だったこともわかった。宇宙機構は今後、地球への帰還を目指した運用を進める。  はやぶさは現在、地球から約3億3000万キロ離れて飛行中だ。約3カ月ぶりに正確な位置が把握された。イトカワからは約1万3000キロ離れている。  はやぶさから微弱な電波が届いたのは1月末。昨年末に起こった姿勢の乱れが収まってきたためらしい。その後、姿勢制御に使う化学エンジンが故障しているため、航行用のイオンエンジンの推進剤であるキセノンガスを噴射し、アンテナを地球に向けて通信を安定させることに成功した。  2月末から入手できるようになった機体のデータを分析した結果、電源バッテリーが故障し、化学エンジンの燃料は全部なくなったことが明らかになった。姿勢制御にも使えるキセノンガスは約42~44キロ残っていた。  プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「通信の回復は地球帰還の最低条件だった。地球に帰れるだけのキセノンガスはある。予定通り10年6月の帰還を目指したい」と話した。


イオンエンジン、遠隔制御システム、自律航行/制御システム、軌道計算のノウハウ、惑星にの引力を利用するスイングバイ等々、有人宇宙探査とは異なる宇宙開発上の成果をもたらした衛星です。諦めず、あと4年3ヶ月、待ちましょう。それまで、このBlogは続いているのでしょうか(笑) 

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