警察には、本件の徹底的な解明を臨もみますね。また、当該自治体のみならず、個人情報を取り扱う事業体にとっても課題を突きつけられた事件、だと私は思います。
逗子ストーカー:市役所から住所入手か…調査会社の幹部
毎日新聞 2013年11月07日 02時30分(最終更新 11月07日 10時01分)
個人情報を不正に入手したとして、愛知県警捜査2課は6日、東京都目黒区の調査会社の幹部2人を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)容疑で逮捕した。捜査関係者によると、幹部は神奈川県逗子市で2012年11月に起きた逗子ストーカー殺人事件で、逗子市役所の職員から被害女性の住所を入手していた疑いもあるという。
◇調査会社側から電話の形跡
ガス会社の顧客を装って別の個人情報を引き出したとして逮捕されたのは、調査会社「アスク・ミー」の実質的経営者、小浜博敏(59)=東京都品川区平塚=と、同社役員、菊嶋毅(42)=世田谷区玉川=の2容疑者。捜査関係者によると、事件が起きた12年11月ごろ、同社側から逗子市役所に電話をした形跡があったという。
逮捕容疑は今年6月上旬、千葉県内のガス会社のコールセンターに同県市川市の集合住宅に住む40代の男性会社員を装って電話。担当者に契約者本人からの正当な問い合わせと思わせ、氏名と集合住宅の部屋番号を回答させたとしている。男性がこの住宅に実際に住んでいるかを確認しようとしたとみられる。
◇逗子ストーカー殺人事件◇
神奈川県逗子市で2012年11月、ワークショップコーディネーターの三好梨絵さん(当時33歳)が、以前交際していた元教員の男(同40歳)に刺殺され、男は自殺した。男が11年6月、三好さんに対する脅迫容疑で逮捕された際、県警が三好さんの結婚後の姓や住所の一部を読み上げた。男はこの情報を基に探偵に依頼し、住所を割り出したとみられる。
逗子ストーカー:事件前日、女性の納税記録を職員が照会
毎日新聞 2013年11月07日 12時19分(最終更新 11月07日 13時19分)
神奈川県逗子市のO副市長は7日、記者会見を開き、ストーカー殺人事件の前日に、納税課の職員が被害女性の納税記録を閲覧した記録が残っていたことを明らかにした。閲覧した職員を特定できておらず、外部への情報流出があったかは確認できていないという。
納税記録が閲覧されたのは12年11月5日午前11時から約3分間。記録には氏名、住所のほか税額や滞納額などが示されている。被害女性の情報閲覧に使われたパソコンの担当職員は市の調査に「当時のことは記憶にない」と答えているという。
納税課には当時、9人の職員が在籍。うち正規職員8人はパソコンとパスワードを持ち、ログインするが、作業の迅速化のため、別の職員がそのパソコンを使うこともあるという。
納税記録の開示は、原則として本人が来庁しなければできないが、本人確認などができれば、必要に応じて電話でも可能という。
O副市長は「個人情報の適切な管理を改めて徹底したい。捜査には最大限協力する」と話した。
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