今日は、海の日で祝日。横浜港では、大花火大会が開催されます。横浜には、6年ほど住んでいましたので、この花火大会、三回ほど見に行きました。
その海の日の祝日、朝のニュースから昼過ぎのワイドショーまで、話題は数日後に迫った、世紀の天文ショー、皆既日食についての話題一色でした。天文現象が、ここまで話題になるのは、1994年のシューメーカー・レヴィ第9彗星の木星への衝突以来ではないでしょうか。
私も天体望遠鏡を持つ身(といっても、ここ数年は仕舞ったままですが)、大いに興味があるところです。
数日後に迫った一大天文ショー、興味深いのは確かなのですが、本日はアポロ11号の月面着陸から40周年であり、個人的にはこちらの関心があります。人類が、初めて地球以外の天体に降り立った、あの快挙から40年の月日が流れたことになりますね。
いまから40年前、ニール・アルデン・アームストロング海軍大佐、マイケル・コリンズ空軍大佐、エドウィン・E・オルドリンJr.空軍大佐の三人が搭乗したアポロ11号が地球を飛び立ちました。そして、月周回軌道上から、アームストロング大佐とオルドリン大佐が月着陸船イーグル号で月面に降り立ってから40年の月日が流れました。これは、1961年のソ連のユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン空軍少佐による世界で初めての有人宇宙飛行から、僅か八年での偉業でありました。
アームストロング海軍大佐の「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という地球への通信は、一躍歴史的名言となった感がありますね。
米国は、このアポロ11号から1972年の17号まで、6機の月着陸船を月面に着陸させ(アポロ13号は、’最も偉大なる失敗’のため、月着陸せず)、12名の宇宙飛行士(殆どが軍人)が月面活動を行いました。人類は、数百名の宇宙飛行士を宇宙空間に送り込みましたが、月面に降り立ったのは、この12名だけです。17号から37年、地球の周回軌道上から離れた有人飛行は実現してません。
以前、NASAの話題で宇宙開発とコンピュータの関係を取り上げました。宇宙開発とコンピュータ、切手も切れない関係にあり、IBMの貢献は大きいものでした(当時は、マイクロソフトもサンマイクロシステムもHPも存在しませんでした)。それから40年、コンピュータは家庭に中に入り込み、しかも40年前、政府の機関、軍、大企業のみで使用された大型コンピュータを遥かに凌ぐ、高性能です。
人類は、火星への足がかりとして、また資源の獲得のため、再び月を目指しています。日本の月観測機、「かぐや」が画期的な成果挙げたのは、記憶に新しいところです。当然、この観測計画にコンピュータの果たした役割は小さくないのでしょう。再び月を目指し、火星をも視野にいれた宇宙開発計画において、コンピュータも新たな飛躍を遂げることでしょうね。アポロ計画が、そうであったように。
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