情報セキュリティ教育事業者連絡会、略称ISEPA(Information Security Education Providers Association)は、昨年の10月1日に発足しました。代表は株式会社ラックの与儀大輔氏、発起人の一人が日本ユニシスの長谷川長一氏、両氏とも日頃お世話になっております。そして、事務局は日本ネットワークセキュリティ協会内に置かれています。
情報セキュリティ教育事業者連絡会
ISEPA、その活動を大いに期待しています。というのは・・・・・・
前に長谷川さんとも話をしたのですが、情報セキュリティの専門家が専門家として尊重されるようにならなければと、そのような方向に持って行かなければと思います。その為にやるべきことは色々とありますが、その重要な施策として、情報セキュリティの専門家教育があります。CISA、CISM、CISSP、CAIS、ISMS審査員など、この業界に生きる専門家達(私もその一人ですが)は、仕事の必要性から様々な資格試験に挑戦し、そして維持しています。そのために当然、勉強をしている訳ですが、情報セキュリティの専門家として体系的な教育や訓練を受けているかと問われれば、否と答えざるを得ません。
(各資格やそのための勉強を否定している訳ではありません。何れも有用です)
資格を得るための勉強とは別に専門家教育があっても良いと思いますし、必要だと考えています。そうした教育を受けた後、業務の必要性に応じて、CISAなりCISMなりCISSPなりの資格を得ていけば良いと思うのです。
ISEPAには、様々な団体、企業が参加しています。
情報セキュリティ教育事業者連絡会会員団体
��2007.11.16現在)
(ISC)2 Japan
ISACA(情報システムコントロール協会)東京支部
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(SANS JAPAN事務局)
株式会社ケーケーシー情報システム
��ompTIA(コンピュータ技術産業協会)
SEA/J(セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン)
財団法人ソフトピアジャパン
NPO日本セキュリティ監査協会(JASA)
NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
財団法人ひょうご情報教育機構(カーネギーメロン大学日本校)
株式会社ラック
リコー・ヒューマンクリエイツ株式会社 リコー情報セキュリティ研究センター
オブザーバー
内閣官房情報セキュリティセンター
総務省情報通信政策局
経済産業省商務情報政策局
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
財団法人インターネット協会(IAjapan)
財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)
ISSA(Information Systems Security Association)東京支部
ISEPAは、その目的として
「情報セキュリティ教育事業者連絡会(Information Security Education Providers Association、略称 ISEPA)は、業界横断的な人材育成支援体制を整備し、人材育成に関する情報を広く社会に発信するとともに、人材育成の拡大に向けた様々な取り組みを推進します。」
としています。情報セキュリティの専門家育成の体系化の第一歩として、大いに期待しているのです。
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