2008年1月23日水曜日

携帯電話の紛失 

携帯電話が、一人一台に近くまで普及しました。個人用の携帯電話に加えて業務用にもう一台を持ち歩く人も珍しくありません。
この携帯電話、高機能化し且つ記憶メディア化もしていますね。当然、それに伴うリスクもある訳で、企業はラップトップPCのみならず、社員に貸与している携帯電話のリスク管理も必要です・・・・・

以下は、毎日新聞Webからの引用です。

原子力安全委:管理職が緊急用携帯紛失
 原子力安全委員会の50代の男性管理職が、緊急連絡用の携帯電話を紛失していたことが22日分かった。携帯には委員や職員など173人分の電話番号や役職が記録されており安全委は同日、使用停止手続きをとった。紛失したのは飲酒後の帰宅途中とみられ、事務局長はこの管理職を口頭で厳重注意した。
 安全委によると男性管理職は21日夜、東京・霞が関付近の飲食店で酒を飲んだ後、地下鉄やタクシーを使い帰宅した。
 22日朝になって、持っていたかばんがないことに気づいた。警視庁上野署からかばんを保管しているとの連絡があったため、同日午前に受け取って中を確認すると、入れていたはずの携帯電話がなくなっていた。飲んだ酒の量や紛失した場所は記憶がないという。
 安全委管理環境課は「173人の方には大変申し訳ない。管理を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。
毎日新聞 2008年1月22日 20時12分


正体無くすまで泥酔し、カバン置き忘れてしまったということなのでしょう。
その中に業務用携帯電話が入っていて、悪意ある者に持ち去られてしまったという事で、当該職員の行動に同情の余地無しです。
ラップトップPCの場合、企業の管理強化が進んでおり、PCを持ち歩く場合の規約を定め、データの暗号化、BIOSレベルのPW設定、酒席への出席禁止など対策はとられています。
しかし、高機能化多機能化の進む携帯電話の対策は、まだまだ十分とは言えないようです。
キャリアーでは、紛失した携帯電話の機能を、遠隔操作で不能にするなどのサービスを提供していますが、導入する企業は、これからということのようです。
携帯電話のコントロール、PCに比べリスクは小さいとはいえ、無視できませんね。

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