2017年12月7日木曜日

ヘルプマーク

つい最近まで知らなかったのですが、都営地下鉄と都営バスでは「ヘルプマーク」と言う物を2012年10月から配布してます。このマークは、東京都福祉保険局が発案したもので、以下のように定義されています。
「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマーク」
自分は、12月5日朝に放映されたNHKのニュースで、この「ヘルプマーク」の事を知りました。
11月7日、丸ノ内線で脳出血の後遺症と思われる失語症に襲われ、何とか所沢駅まで辿り着きましたが言葉を話すことも叶わず、身振り手振りで救急車をお願いしました。駅員さんが、必死に自分の意志を理解してくれて、救急車を手配してくれたことを感謝します。また、同様に何とか意志の疎通を図ろうとしてくれた、救急隊員の皆さん、ありがとうございます。

従来も、外出中に何らかの障害に襲われることを想定して、自宅の住所と電話番号、自分自身と家族全員の携帯電話番号、服用している医薬品名を記載したカードと名刺を透明のケースに入れて、通勤と外出時に携帯していました。しかし、それでは情報としては不十分であると痛感しました。家族で相談して、追加で失語症状になった場合、救急車の要請と家族への連絡、通院している医療機関の連絡先を追記することにしました。

ヘルプマーク、まだまだ知れ渡っていません。現在、実施されているのは東京都、岐阜県、京都府、和歌山県、徳島県、青森県、奈良県のみ。埼玉県と所沢市でも、是非とも取り組んで欲しいと思います。

*注意
「ヘルプマーク」の著作権は、東京都に帰属し、商標登録もされています。

*注意
「ヘルプマーク」の著作権は、東京都に帰属し、商標登録もされています。
   
ヘルプマークです。
都営地下鉄神保町で頂きました。
 
早速、鞄に下げています。
ヘルプマークの説明文です。


自分で作成しました。透明のケースにいれて鞄に下げています。
自分で作成しました。透明のケースにいれて鞄に下げています。


2017年12月6日水曜日

米大統領がエルサレムに首都機能を移転と表明

ドナルド・トランプ米合衆国大統領が、イスラエルが首都としているエルサレムへ米大使館を移転すると表明したとのことです。これは問題ですね。
エルサレムは、キリスト教徒イスラム教、ユダヤ教との聖地であり、パレスチナ自治政府も首都と宣言しており、国際的にも宗教的にも利害が複雑に入り組んでいますね。
従来、イスラエル以外の国は大使館機能をテルアビブにおき、エルサレムを首都して承認しませんでした(我が国も)。

トランプ米大統領は、選挙戦中から首都機能のエルサレム移転を公約としてきました。従って、この決定は公約の実行に過ぎないと言うこともできるのですが、事はそう簡単ではないすよね。

パレスチナ自治政府も、東エルサレムを首都とすると宣言しています。イスラエルは、エルサレム全体を首都と宣言しています。当然、両政権の利害が衝突します。トランプ大統領が公約を実行すると、パレスチナ自治政府が反発するのは目に見えています。
おそらく、欧州諸国もイスラエルや米国に同調することはないと思われます。中東諸国も米国とイスラエルに反発するでしょう。そうなると、中東地域に波乱が起きる可能性が捨てきれません。

我が国は、どうすれば良いのか。朝鮮半島北部の独裁者や大陸の動向を考えると、日米同盟の維持と強化は必須です。しかし、我が国は中東から原油の大半を輸入しています。サウジアラビアなど、イスラエルと敵対している国家の意向を無視することは出来ません。

しかし、テルアビブに関しては、現在の姿勢を維持すべきでしょうね。他に選択肢は、考えられません。欧州諸国も同様で、エルサレムに首都機能を移転することはないと思います。連合王国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダなどサミット参加国と協調して、トランプ米大統領を説得するしか、打つ手が無いと思われます。

トランプ氏、米大使館エルサレム移転の意向表明 6日に演説へ