2005年7月3日日曜日

ある企業買収

ニュースとしては旬を過ぎているのですが、サンマイクロシステムがストレージ装置大手のストレージ・テクノロジー社を買収することが発表されました。

米サン、記憶装置のストレージを4400億円で買収

このニュースを耳にした時、一瞬の驚きと感慨と感傷が一度に訪れました。何故にか? 私自身がかつて日本ストレージ・テクノロジーの社員だったからです。また、ストレージ・テクノロジーはストレージ大手とは言っても、EMC等とは異なりメインフレーム向けが主力であり、サンマイクロシステムはCEOのスコット・マクネリーが、「いまだに過去の遺物であるメーンフレームを使っている人がいる」と言って憚らない人物だからです。

息吹き返すメインフレーム、“恐竜”IBMの復活に慌てるライバルたち

メインフレームを生きた化石、滅び行く恐竜というサンマイクロシステムは、ストレージ・テクノロジー社のメインフレーム部門はどうする気なのか? 日立か富士通とかに売却するのか? はたまたIBMへの売却もありか? いずれにしても、このままとは行かないだろうな。
かつての同僚はどうするのかな。ストレージ・テクノロジー社製品ユーザの知人も吃驚すると同時にメインフレーム部門がどうなるか、大変に気にされていました。
驚きと感慨と感傷と複雑な気持ちでした。

米国の企業買収は、事業の再編成のためには、不用部門の売却をも伴います。かつて在籍した企業の買収、このまま関連ニュースに耳を傍立たせる日が暫く続きそうです。

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